2020.11.02

【第8回 生後2カ月編】 とある理由で母乳育児に再トライ! 結果は…!?

Column

1カ月の里帰りを終え、自宅に戻りました。
私の体調も回復していたし、息子はよく寝る子だったので、なんとか自分ひとりで育児をしていました。
唯一の悩みは、産後太り&睡眠不足。出産してから、体重がどんどん増えているのに食欲がとまりませんでした。
また、夜泣き対応でミルクを作るのが想像以上に大変で。
お湯を沸かす→ミルクキューブを溶かす→人肌まで冷ます→飲ませる→哺乳瓶を消毒して完了
と、ミルクは工程が多すぎて夜中に起きてこれをやるのがつらい!母乳が出て添い乳ができればラクなんだろうなぁ…と(夫は仕事がハードな時期で、別室で寝ていたため戦力外)。

そんなとき、先輩ママでもある友だちが来訪。この友だちが、私の悩みをすべて解消する言葉を放ったのです。
「母乳あげていたら、どんだけ食べても全然太らんよ〜」と!

母乳が出れば産後太り解消&ミルク作りから解放されるんだ…と心からうらやましくなり、もう一回だけ母乳に挑戦してみることに(何ともよこしまな理由ですね)。

まず、はじめにミルクから母乳に移行できた人のブログを読んで情報収集。いろいろ読みあさり思いついた作戦はこちら!

1.「プチフィット」という吸引器具を1日中装着して、陥没している乳首を出す。
2. そしてとにかく何回もくわえさせまくる。

ミルクから母乳に移行成功者の話で共通しているのは、とにかく頻回授乳でした。しかし私の場合、陥没乳頭のためそもそもくわえさせるのが難しい。
そこで、陥没乳頭を自力で治した人のネット掲示板の書き込みをみると、どうやら「プチフィット」という吸引器具が成功率が高いようでした。やってみて失敗しても何のリスクもないので、私も使ってみることに。

「プチフィット」は、乳首を吸い上げるポリエチレン製の柔らかい吸引具です。これをほぼ24時間、授乳タイム以外は装着していました。
そして乳首が出たら、吸ってもらう。最初、哺乳瓶以外はいやがってくわえてくれませんでしたが、何回もトライしているうちに数秒だけくわえてくれるようになりました。
それからくわえる時間がだんだん長くなっていき、1〜5分間は吸い続けてくれるように。
とにかく息子が吸ってくれそうなら「ほら」と吸わせていました。当時の赤ちゃん日記を見返すと、これまで通りミルクあげつつ、1日15回ぐらいこの授乳タイムを続けていました。

乳首をくわえてはいるけど、胸が張ることもなく、母乳が出ている感覚はナシ。
やっぱり無理なのかなぁと半信半疑ながら8日ほど続けたところで、なんと!くわえ終わった息子の口もとに白い液体が付いていたのです。
ぼ、母乳だ。母乳が出てる…。

やったー! 母乳復活の兆しです!!!

まりめ

イラストレーター

雑誌、書籍の挿絵やグッズなどのイラストレーションを手がける。食べ物や人物など、女の子の「カワイイ」の感性に響くイラストをときめきながら描く。mamaco withのイラストレーションも担当。