あやち

小学生女の子二人のママです。義実家の近くに住み、子育てと仕事に追われつつも、にぎやかな毎日を過ごしています。

2020.11.14

祖父母との思い出

Diary

皆さんのおじいちゃん、おばあちゃんは、どんな方(だった)でしょうか。
思い出はどのくらいありますか。
私は幼い頃、母方の祖父母と同居していました。
でも、祖母は私の産まれる直前に他界。
これからという時に頼りを無くし、憔悴していた母を支えるように、祖父が乳児の私の世話をしてくれました。
その頃の写真は数枚しかありませんが、私が大きな桶に入り、祖父がからだを洗ってくれている写真を見たことがあります。
大変、几帳面でマメな人だったようです。
そんな優しい祖父も、祖母の後を追うように突然逝ってしまいました。
61歳、私が3歳の頃です。
私の記憶にうっすら残っているのは、最後のお別れの日。
たくさんの青白いろうそくの灯りだけです。
幼い私は何を思ったのか、突然、仏壇の前でウルトラマンを歌い出したのです。
皆が唖然としている中、大きな声で歌いきったそうです。
天国に旅立つおじいちゃんに送る、幼い孫からの最後のエール…
咎める人は居ませんでした。
それから30年以上経ち、私の両親にも孫ができました。

「こんどのお休み、おばあちゃんちに行きたい!」
そう、むじゃきに話す娘を見ていると、ふと祖父との別れを思い出します。
自分の子供には祖父母との時間をたくさん作ってあげたい…
そういえば、最近話したのっていつだっけ…
そう思い、電話に手を伸ばす私でした。

「もしもし、お母さん、元気?」