理瀬

2021年3月に長女を出産。美術館や観劇が好きな美大卒の30代ママです。仕事はデザイン系で、現在育休中。スマート家電と宅配サービスフル活用で、楽な家事育児を模索中。保育園激戦区のため復職時期に悩まされつつ、楽しく子育て中です!

2022.01.25

産後に引っ越しを決意!家探しが大変だった話

Diary

こんにちは!理瀬です。
年末年始で太ってしまったので、たくさん歩いてダイエットしたいのですが、寒かったり雪が降ったりで全然外に出る気になれません。4月の復職までには痩せて、産前履いていたスカートやパンツで出社するのが目標です。短期集中で頑張ります…!


さて今日は、我が家の引っ越しについて書きたいと思います。

昨年の7月、生後4ヶ月の娘を抱えて引っ越しをしました。
産前は夫も私も、全く引っ越すつもりはありませんでした。…にも関わらず、退院直後の3月から家を探し始め、そこから3ヶ月間、育児の合間に不動産を検索し、内見に行く…という忙しい日々を過ごし、6月下旬に無事契約となりました。
なぜ、産後に引っ越すことを決めたのか、どんな条件で探したのか、我が家の引っ越し(&子育て)事情をお伝えします。


引っ越しの理由その① 両親のススメ
産後、退院してから1ヶ月は実家に里帰りをしていたのですが、そこで両親から「もっと近くに住んでくれたら、子育てのサポートができるんだけど…」と言われたのが最初のきっかけです。
実家と我が家は、車で片道45分ほど、電車で1時間ほどの距離で、決して遠くはありませんでした。ただ、共働きだった両親は昔、私が1歳のときに祖父母の住むマンションの隣に引っ越し、祖父母に子育てのサポートをしてもらったことをとても感謝していて、同じことを私たちにもしてあげたいと思ったようなのです。
「もっと近くに住めば孫が熱を出したとき保育園のお迎えにいける」「忙しいときに預かってあげられる」「共働きで子育てをするのはとても大変なことだと知っているから、頼れる親が近くにいたほうがいいと思う」など、数々の魅力的かつ有り難い意見を受けて、それなら探してみようか、と引っ越しを検討し始めました。


引っ越しの理由その② 騒音&排気ガス
我が家は幹線道路沿いの2階だったので、騒音と排気ガスを防ぐために基本的に窓は閉めっぱなしで暮らしていました。騒音は窓を開けるとテレビの音が聞こえなくなるほどでしたし、排気ガスはベランダに置いたスリッパが数日で真っ黒になってしまうほどでした。
換気扇は24時間つけているので、室内の空気はよどんでいないし、洗濯物は全て浴室乾燥機で乾かしているし…夫婦2人で住んでいるときは特に気にしていなかったのですが、過去に幹線道路沿いに住む子どもがぜんそくになった事例などを知り、子育てする環境としてもっと静かで環境の良い場所を探したいと思うようになりました。

引っ越しの理由その③ コロナ禍でのオンラインミーティング
最初は住み慣れた愛着のある家から引っ越すことに抵抗があり、両親からの説得を受けつつもまだ少し迷いがありました。しかし里帰りを終えて自宅に帰ると、すぐに引っ越しを決定づける問題が発覚しました。
夫がリビングの隣の書斎でオンラインミーティングをしていると、娘の泣き声や私のあやす声が先方に聞こえてしまうのです。そのため、大事な会議のときは私が娘を抱えて書斎から少し離れた寝室で何時間も息を潜めるという事態に…。コロナ禍じゃなければオンラインミーティングの頻度も少なかったはずなのですが、このご時世なので仕方がありません。ほぼ毎日のように訪れる寝室への避難タイムに私も気疲れしてしまい、間取り的にもこのままでは暮らせないという結論になりました。


そういうわけで、本格的に家を探し始めたのですが、まずは誰もが悩む「購入か?賃貸か?」の2択に、私たちももれなく悩まされました。
最初は購入希望で中古マンションを探していたのですが、今はマンション価格が高騰していて、バブル期よりも高い状況。幾つか内見し、申し込んだ物件もあったのですが…やっぱりこの広さでこの価格は高い!と購入は見送ることにしました。きっとこのまま値上がりし続けることは無いだろうし…そもそも子どもの人数も未定の状況なので、もう少し賃貸で様子を見た方が賢明だろうという判断でした。
いろいろと本や雑誌を買って勉強した上で決断したので、その後はブレずに賃貸物件に絞って探すことができました。

次に悩んだのが、次の家は何年住むのだろう?ということでした。

・ 小学生まで住むなら学区も気にしたいし、娘の部屋も欲しい。
・ 保育園(or幼稚園)までなら、学区も子どもの部屋も考えなくていいから、選択肢が広がる。
・ 小学校のうちは学区をまたぐ引っ越しはしたくないという私たちの考え。とすると、最長で12年くらい住むことになるんじゃ…?!→築年数が浅い方がよさそう。
などなど、何年住むかによって家選びも大きく変わってくるのです。

学区の件は、ネットで調べれば調べるほどいろいろな情報が出てくるのですが、数年で先生も生徒も入れ替わってしまうので、どこまで鵜呑みにしていいのか分かりません。相談できる知り合いもいなくて困っていたところ、不動産仲介業者さんが親身に相談に乗って下さいました。

・ 私たちが希望しているエリアならあまり神経質にならなくても悪い噂は聞かないから大丈夫。
・ 希望エリア外ではあるが、過去の経験からお客様がよく敬遠される学区はこのあたり。
・ 
など、かなり具体的なアドバイスを貰うことができました。最後まで本当に頼れる担当者さんだったのですが、学区のことまで把握しているなんてすごい…と感動しました。

間取りについては、3LDKで探すことにしました。寝室と夫の書斎のほか、私のテレワーク部屋も必要だったので、当面は私と娘の共同部屋ということにする予定です。

というわけで、万が一12年住むことになっても大丈夫なように、学区、部屋の問題もクリアした結果、我が家にとっての「子育てしやすい家」の条件は以下のようになりました。

・ 幹線道路沿いはNG
・ 実家に預けやすい範囲
・ 将来の子ども部屋も考慮して3LDK以上
・ テレワーク対策として、リビングと夫の書斎が離れている
・ 小学校卒業まで住む可能性もあるので、なるべく築浅
・ セキュリティ面で安心のオートロック
・ ベビーカーでも安心のエレベーター有り

子育て関連の条件だけでもこんなにあります。子どもがひとり増えるだけで、こんなに考慮することが増えるんだ…と驚きました。きっと購入される方はもっと大変なのだろうと思いますが…。


こうして賃貸物件を探し始めた私たちですが、今度は早い者勝ちの申し込み競争に負け続け、なかなか一番手を取れずに苦労しました。
良い物件が出て来ても、検索サイトに出てくるころには既に申し込みが入っていることがほとんどでした。内見をしてから申し込もうとしても、内見をするころには先に申し込みが入ってしまい、2番手、3番手となって契約まで漕ぎ着けず…。
こうして家探しをし始めてから2ヶ月が経過しました。

私たちにはタイムリミットもありました。保活問題です。
希望するエリアで4月入園の申し込みをする場合、11月末が応募〆切だったため、保育園見学の期間も考えると、9月末までには引っ越さなければなりません。仲介業者さん曰く「8月は新規物件がほとんど出てこない時期」なので、7月中に決まらなければ難しいとのことでした。
慣れない子育てをしながらの物件探しにも疲れていたので「あと1ヶ月探しても見つからなかったら、引っ越しは見送ろう」と半ば諦めかけていたとき、検索サイトで優良物件の新着を見つけ、その日のうちに内見・申し込みをし、無事契約。ようやく家探しが終わりを迎えたのでした…。
正直もう、引っ越せないのではないかと思っていました。(笑)

7月に引っ越して半年が経過しましたが、とても快適に暮らしています。冒頭の写真は引っ越し当日に新居で撮った写真です。空気も澄んでいて、静かで、空がきれいに見渡せます。
実家で娘を預かってもらって、1人で外出することも可能になりました。とっても大変でしたが、引っ越して良かったです!めでたしめでたし。


余談ですが、産後すぐに引っ越しをされる方の中には「保育園に入りやすいエリアに転居する」という方が一定数いらっしゃると思います。
我が家は実家の近くに住むことが引っ越し理由の1つだったため、そこは考慮することができず…逆に保育園に入りにくいエリアへの転居となりました。
私の両親が保育園にお迎えに行ける範囲に住みたいがために、保育園に入りにくいエリアに引っ越すという矛盾です。もしこれで保育園に入れなかったら…笑って下さい。(涙)

以上、長くなりましたが、我が家の引っ越しについてでした。
超個人的な内容でしたが、どなたかの引っ越しの参考になれば幸いです!