理瀬

2021年3月に長女を出産。美術館や観劇が好きな美大卒の30代ママです。仕事はデザイン系で、現在育休中。スマート家電と宅配サービスフル活用で、楽な家事育児を模索中。保育園激戦区のため復職時期に悩まされつつ、楽しく子育て中です!

2022.02.15

コロナ禍の保活って?最新保活レポート2022

Diary

こんにちは!理瀬です。
最近は毎日寒いし、コロナは怖いしで、めっきりおウチでのんびり過ごしております。毎日違う絵本を読み聞かせてみたり、いつもとは違う赤ちゃん向け動画を流してみたり…工夫してはいるものの母はネタ切れで困っているのですが、娘はニコニコ楽しそうに遊んでいるのが救いです。早く暖かくならないかなぁ。

さて、今回は我が家の保活について書きたいと思います。
私が保活をテーマに記事を書いているということは…!そう、遂に…

4月入園の内定が出ました~!!!

ここ数日は、毎日「保育園の結果まだかな?」「保育園落ちたらどうしよう?」が口癖のようになっていたので、無事入園できて本当にホッとしましたし、嬉しいです。

同じ区の1歳ママさんたちに連絡を取ったところ、私の周りでは一次募集で10人中8人内定…という結果でした。今後二次募集や認可外などの可能性も残されていますが、待機児童ゼロとうたっているとはいえ、まだまだ激戦区ですね…。
噂によると、昨年はコロナ禍で育休を延長した方が多かったらしく、その分今年は殺到しているようなのです。今年もまだまだコロナが猛威をふるっていますので、今後辞退者が続出して、二次で入りやすくなる可能性もあるかもしれませんね。

ここで、ちょっと長くなりますが私の半年間の保活を振り返ってみたいと思います。

【7月】引っ越し
7月末、実家の近くへ引っ越したのですが、そこは保育園激戦区…。保活のしやすさを求めて引っ越しをする人がいるというのに、あえて激戦区に飛び込んでしまいました!ここから戦いは始まります。

【8月】保育園探し&見学アポ
まず、家の近くの認可、認証、認可外保育園をひたすら調べました。
とくに認証、認可外は情報が全然まとまっていなくて、保育園検索アプリの情報も古く、探すのに結構苦戦しました。検索エンジンと地図アプリの力を借りて(おそらく)全ての施設を発掘。それら全ての徒歩・自転車それぞれの所要時間を地図アプリで確認し、「自転車で8分(徒歩20分)」の距離を上限としてピックアップしていきました。今思えば「徒歩20分…?!」って感じなのですが、すごく良い園だった場合に自分がどのくらいの所要時間まで許容できるか?と考えてのギリギリのラインでした。(自転車で8分ならまぁ、頑張れるかな。テレワークだし。と思っていたのですが、台風の日とか、雪の日とか、いろいろな想定をすると結構無理していたかなと思います。)
認可外4園、認証4園、区立認可5園、私立認可13園。合計26園をエクセルでリスト化し、所要時間を記入。あとはひとつひとつ、電話をかけて見学のアポを取っていきました。
ここで早速問題が発生します。昨年の8月は緊急事態宣言中。「宣言が明けたらまたお電話ください」と断られる園が半数くらいありました。めげずにエクセルに「宣言明け再度TEL」と記して次へ…。園舎には入れないけれど、園庭から中をのぞくならOK…など制約がある園がほとんどでしたが、なんとかアポが取れた園から順番に見学に通う日々が始まりました。


【8月〜10月】保育園見学
理想としては夫と3人で見学に行きたかったのですが、コロナ禍なのでそれも叶わず…。真夏の昼間に1人で娘を抱っこ紐orベビーカーで連れての保育園見学は、なかなか過酷でした。我が家は引っ越しの都合で真夏になってしまいましたが、余裕のある方は是非春の涼しいうちに見学に行くことを強くオススメします。人気園は8月の時点で10月にしか見学予約ができないほどでしたし、認可外は先着順のところもあるので、〆切直前の10月、11月から見学を始めるのは少し遅いかもしれません。

見学の主な流れはどの園も大体同じで、最初に園の概要が載ったチラシを頂き、教育理念や園の特徴、1日の過ごし方などの説明があります。あとは園内を案内してもらったり、園児たちが遊んでいる様子を園庭から眺めたりしながら、質疑応答し、解散。園舎に入れなかったところもあるのですが、1園につき10〜40分ぐらいの所要時間でした。
やはり、園舎に入って園児たちや保育士さんの様子を実際に見ることができると、得られる情報量は桁違いです。結果的に、申し込んだ10園のうち第1〜3希望は、いずれも園舎に入ることができた保育園となりました。
コロナ禍という特殊な環境での保活だったので仕方がないことですが、もし全ての園をきちんと見学できていたら、希望順位も変わっていたかもしれませんね。

私が保育園見学で見ていたポイントは大きく分けて3つあります。

① 園児と保育士さんがどちらも活き活きと楽しそうか
とくに保育士さんたちが笑顔で挨拶してくれたり、保育士さん同士の仲が良さそうだったりと、保育士さんに心の余裕がありそうか…というところは結構見ていたと思います。保育士さんが楽しそうだと、園児たちも楽しそうですよね。

② 保育園の理念が自分の価値観にマッチするか
私が申し込まなかった保育園のうち、2つは自然派保育を掲げているところでした。裸足保育を推奨していて園庭では靴を履かせないとか、泥んこ遊びを積極的にさせているなど…。もちろんそれ自体を否定するつもりは無いのですが、私がそういう教育を受けてこなかったのであまり共感できなかったのです。また、私も夫もインドア派で、絵を描いたり映画を見たり、美術館に行ったりするのが好きなタイプなので、娘もその血を受け継いでインドアな子になった場合、外遊びを強制するような園だと娘も辛いかもしれない…という思いもありました。
ご家庭によって価値観はさまざまですし、園の特色もさまざまですので、ご家族でよく話し合われることをオススメします。

③ 園舎の過ごしやすさ
見学した中には、築何十年という歴史ある園もありましたが、園舎が古いとどんなに掃除が行き届いていても廊下や壁、備品などの傷みが気になり、娘を預けるのに不安を感じてしまうことも…。あとは園庭が無かったり、極端に狭かったりするところも希望から外しました。

正直、あとは直感です。(笑)
保育士さんとのコミュニケーションの中で、違和感を覚える発言や態度があった園も希望から外しました。園にたくさん在籍している保育士さんのうちの1人でも、もしその方が娘の担任になったら困るなぁ…と思ったので。
見学時間は短いですが、大切な子どもを5年間預けるかもしれない場所なので、そういう見学中の些細な違和感や直感は見逃さずに、大切にするのもいいと思います。

私の区では、認可の申し込みは最大10園までだったので、認可18園から上記のポイントを鑑みて、10園に絞り込みました。

【10月】希望順位を考える
この作業がいちばん悩みました…。区のHPには「通園できる範囲内で、入園したい園を入園したい順に記載することを推奨いたします」と書かれているのですが、本当にそれで良いのだろうか?とさまざまな葛藤と作戦が頭をよぎりました。
例えば…
・ 第3希望で募集人数2人の園よりも、第6希望で募集人数18人の園を上位にした方が受かりやすいのでは?
・ 徒歩6分で募集人数3人の園と、徒歩12分で募集人数16人の園、どちらを上位にしたほうがいいか?
・ 徒歩5分の新設園(見学できず、オンライン説明会のみ)は未知数なので、少し遠くても見学済みで雰囲気がわかる園を上位にした方が安心なのでは?
などなど…。毎日、前述のエクセルで作った保育園リストとにらめっこしながら頭を抱えていました。

結局、区が推奨するように「入園したい園を入園したい順に」書くことにしました。第1希望は、自転車で7分(徒歩18分)の区立保育園です。ちょっと遠いけど、見学に行って私が惚れ込んでしまったので…遠くてもあそこなら通わせたい!と思えたところにしました。

【10月】裏技を試してみる
※お住まいの自治体によって異なるので、参考まで…※
勤務先の福利厚生に「保活コンシェルジュ」さんに保活の相談ができるサービスがあるのですが、その方から教えて頂いた裏技がありました。それは
「認可保育園の申込〆切日までに、認可外保育園に預けて復職すると加点がつく」
というものです。
私の区の〆切日は11月末だったので、この作戦を使うと3月末までの4ヶ月間認可外に預け、4月から認可に転園するということになります。
コロナも収束していない中、前倒しで復職することには若干の迷いがありましたが、この加点があればほぼ間違いなく認可に入れるとのことで、悩んだ末に復職を決意。そして、認可外の空きを見てみると…先月まで空きがあったはずの認可外はすべて埋まっていました。裏技でも何でもなく、みんな同じことを考えていたのかもしれません。
同じく裏技で、いきなり認可の4月入園の申込みをするのではなく、事前に認可の2月入園の申込みをして落ちておくと「待機児童」として優先してもらえる という情報もあり(この情報の真偽は不明)、復職のモチベーションも高まったこのタイミングで、認可の11月入園の申込みもしてみました。結果は落選。2月からの待機児童が優先されるなら、11月からの待機児童はもっと優先されるはず…!と、藁にもすがる思いでした。

【11月】認可4月入園申込み
保育園見学などを早めに済ませていたので、認可の申し込み〆切は11月末でしたが、11月の上旬には申込みを完了しました。あとは祈りつつ1月末の結果を待つばかりです。


余談ですが、認可外の申込みも忘れてはいけません。認可外は4月入園の申込み方法が園によって違うので、見学の際に確認する必要があります。
私が見学した認可外は、以下に分かれました。
① 見学時点で申込み可能(先着順で、待機も先着順)
② 11月に申込み→12月に抽選
③ 1月に申込み→2月に抽選
④ 待機不可、都度空きがあるか電話で問い合わせ→申込み用紙の先着順
先ほども少し触れましたが、①のように先着順のところは、とにかく早く見学に行くことが大事になります。各園違うので、申込み開始日は忘れないようにカレンダーに書いておくことをおすすめします。

【1月】合否連絡
1月末、そろそろかな〜と毎日そわそわしていたころ、保育園から電話がかかってきました。第4希望の、徒歩5分の新設保育園でした。
実は11月に申し込んだ後も、家から徒歩5分、駅からも徒歩5分、という立地と新築の園舎が魅力的なあまり、「本当に第4希望で良かったのか…?」とずっと悩んでいた園。電話がかかってきたときは、とても嬉しかったです。見学の際に大切なポイントにしていた「先生の雰囲気」や、「園児たちの表情」、「園舎の過ごしやすさ」…は新設なので未知数ですが、HPで系列園の様子を見て、期待を膨らませているところです。
二次募集を見ると、私の住むエリアはほぼ募集無し。入れなかったという声も多い中、とても貴重な1枠を貰えたありがたみを感じています。


◆ 保活を振り返って
今思い返せば、裏技を信じて11月に申し込んで待機していたのが良かったのかも?と思うのですが、真相はわかりません。
時間をかけて一生懸命頑張ったので、大変でしたが今は達成感でいっぱいです。でも、こんなに頑張らなくても入りたいときに保育園に入れる世の中になって欲しいですよね。
これから保活のみなさま、頑張って下さい…!そして、今年保活だったみなさま、お疲れさまでしたーー!!