ビスケット

生まれも育ちも渋谷の元箱入り娘→今はおしゃまな5歳の娘とわんぱく2歳の息子 のママフォトグラファー・ライター。スイーツ写真が好き♪男性育休などさまざまな制度を利用しつつ、アメリカ人の夫と夫婦二人三脚でバイリンガルな子育てを楽しんでいます。

2022.05.30

私の梅雨の過ごし方♪「梅仕事」で楽しく食育&おうち時間


こんにちは!ビスケットです!
もうすぐ、梅雨がやってきますね。

雨の日が続くと、おうちに籠る時間も長くなりがちに。昨今の自粛生活もあったので、梅雨に限らず、子どもとのおうちでの過ごし方には皆さま頭を抱えていらっしゃると思います。

我が家も同じく、室内トランポリンを買ったり、おうちでの遊びを考えたり、お稽古を始めたりなど、いろいろと工夫してきました。
今年のゴールデンウイークは天候が安定せず、このまま梅雨入りか~なんて思うと気鬱になってしまいそうなところ…。
でも、そんな気分も払拭してくれる、梅雨時ならではのお楽しみがあるんです♪


梅雨は「梅仕事」♪保育園でワークショップも
毎年5月中旬から6月くらい、つまり梅雨の時期こそ、我が家の梅仕事のシーズンです♪
外遊びができなくなる梅雨ですが、この“イベント”のお陰で、私も子どもたちも、毎年この時期を楽しく過ごせています。

梅仕事といっても、「梅干し」だけでなく、塩を使わない甘い「カリカリ梅」や「梅シロップ」、「蜂蜜漬けの梅干し」などなど、いろいろと作ってみる我が家。中でも娘に好評なのは、青梅の甘酸っぱいカリカリ梅です。デザート感覚で楽しめるみたいで、お気に入り♪市販ではなかなか見つけられないので、一年分をまとめて作ります。作り方が意外と難しく、私も失敗を重ねながら、3年かけてレシピを考案しましたよ!
固いカリカリの青梅でなくてはうまく作れないので、採りたてをとにかく“直ぐに漬ける”のがポイント。なので、実家の庭や、都内で見つけた農園での「青梅狩り」も、毎年この時期ならではの楽しみになっています。

梅は、10キロほど用意。きれいに洗い、楊枝でヘタなどを取り除きます。手間はかかるけれど、これが意外と楽しい作業なんですよね。
長くなるので詳しい作り方は割愛しますが、カリカリ梅とシロップ漬け作りの面白いのが、作り方の理論が正反対ということ。シロップ漬けはできるだけ早くエキスを出しますが、カリカリ梅は、逆に梅の美味しさを閉じ込めなくてはいけないんですよね。
同じ材料なのに真逆の方法で漬けるので、梅酢の出方を比べながら見守るのも、梅仕事の楽しいポイントです。

なお、柔らかくなってしまった梅は、そのまま熟成させて黄色くなるのを待ち、梅干しにします。あま〜い香りがしてくるのもたまりません!

梅シロップも、青梅と完熟梅では味わいが違うので、2種類作ります。ソーダで割って飲んだり、かき氷のシロップにしたり。ちなみに去年は、娘の保育園の子ども達と梅仕事のワークショップを開き、みんなで梅シロップや梅干しを作りましたよ。梅シロップをかき氷にかけたり、梅おにぎりを作ったりして、楽しめました!今年のワークショップも楽しみです♪


プラスチックバッグで超簡単!梅干しの作り方
ちなみに塩漬けの梅干しは、漬け樽や重石といった専用の道具がなくてもファスナー付きプラスチックバッグなどがあればできるんです!

綺麗に洗ってヘタなどを取った梅に、20%前後の塩と、お好みでお酢と、あれば焼酎を少々加えて、プラスチックバッグに入れるだけ。(塩はお好みで調整出来ますが、減塩する場合は腐りやすくなるのでご注意ください。)

数日で梅酢が上がり、梅雨明けに3日ほど土用干し(天日干し)をするだけなので、誰でも簡単にできると思います。

ちなみに、紫蘇は入れてもいいですが、なくても白梅として楽しめます。土用干しも、もし面倒であれば、しなくても梅酢に入れたままで美味しいです。

南高梅はアク抜きする必要がないので、すぐに漬けられて、初心者にもお勧め。添加物の入っていない素朴な梅干しは、市販にはない手作りならではの美味しさがありますよ。

そして、残った梅酢は万能調味料になります。無駄にならないのがすごい!そんなところも、子ども達に食べ物のありがたさに気づいてもらえるきっかけになると嬉しいなと密かに思っています。

(ちなみに、青梅の実と種には毒性がありますので、お子さんが誤ってそのまま口にしないようご注意くださいね!)


ということで、梅仕事は、私にとってこの季節の定番イベントであり、おすすめの過ごし方♪
もしお好きな方がいらしたら、ぜひお子さんと一緒にチャレンジしてみてくださいね。