シチ

小学4年生と3歳の6歳差男児ママです。クリエイティブ全開の繊細な9歳と、弁の立つ3歳とドタバタ暮らしております。

2022.06.07

学童に落ちてしまいました。

Diary

こんにちは、シチです。
今年二年生となる長男。小学校に入学してから、学校の中にある公設学童に通っていました。毎年申請が必要なため、二年目も同じ学童に申し込みをしていたのですが、なんと今年は落ちてしまいました!
通っていた学童の定員は60名。聞くところによると新一年生と二年生のみで、新三年生は全員残れず。二年生もうちを含め一部の子は通うことができなくなってしまいました。
両親ともに週五日外勤の我が家。まさか公設の学童に落ちるなんて思ってもみませんでした。
考えてみると長男の学年はこの地域では待機児童ピークの世代。その後、区が保育園を拡充してくれたおかげで、今はどこも保育園が余っているくらいになったそうです。
その子たちが就学の頃になり、今度は学童が足りなくなってくるのも納得です。

ではこの春からどうしているのかというと、ありがたいことに第二希望の「民設学童」には入ることができました。
学童には大きく分けて、主に学校の敷地内にある「公設学童」、民間企業が運営している「民間学童」がありますが、今新たに待機学童児童問題対策として区が急ぎ取り組んでいるのが「民設学童」の誘致です。区の委託する学童施設ですが運営するのは民間企業や社会福祉法人などです。
長男が通うことになったのはその「民設学童」にあたります。
昨年からオープンしたこの学童、3つの小学校の間にあり長男の学校からは子供の足で歩いて15分。雨の日も風の日も通うことを考えると心配だし、学校のお友達と離れるのもかわいそうだなと思いましたが案外本人は「楽しそう♪」とまんざらでもなさそう。
二か月弱通っていますが、今までの公設との違やいいところを今日はご紹介したいと思います。

「過ごし方の自由度が高い」
前の学童では、おやつや宿題は一斉にスタート。外遊びも体育館遊びも工作も、全員強制的にやらなくてはいけなかったそう。今の学童は外に行きたい子、中で遊びたい子、宿題やるやらないも自由で、おやつもおなかが空いてなければ持ち帰ってもいいのが、マイペースな長男には合っているようです。習い事に行っている子は中抜けもOK。自由度が高いなと感じます。

「指導員が若い・有資格者が多い」
公設の学童の先生はおじいちゃんおばあちゃん世代が多く、アットホームな感じでした。
民設・民間学童は指導員の先生が若く、幼稚園教諭や保育士の資格を持っている人、学生アルバイトも多いようです。年上のお兄さん・お姉さんが一緒に体を動かして遊んでくれるのが楽しいらしく、とくに大学生くらいのお兄さんは大人気で迎えに行くといつも子供たちが体中にぶらさがっています。

「子供を飽きさせない工夫」
これは民設ならではだなと思うのですが、毎週アクティビティやイベントなど行ってくれて、キャンプや遠足の予定もあるそうです。夏休みなどの1日保育のときは、アニメ映画の鑑賞時間もあるとか。(実はそれが長男がこの学童に行きたくなった決め手のようです)

「親にも優しい」
公設学童は画用紙を束ねた連絡帳を使っていて、子供が学校に忘れてきたり、急な予定変更は電話連絡が必要だったりと管理が大変でした。夏を過ぎたころにはランドセルの中でもみくちゃになって古文書のような状態に…。今の学童の連絡はすべてアプリ内で完結。写真データなども見ることができます。そのほかやはり民間企業なので、保護者からのいろいろな要望もすぐに対応してくれたり、融通が利くなと感じます。
区が委託しているので利用料も公設と同じで安いので家計にも優しいです。

行ってみたら結構メリットが大きかった民設学童。息子も今のところ楽しく通っています。送迎や習い事、仕出し弁当まであって至れり尽くせりの民間学童ほどではありませんが、公設と民間の中間のようなイメージです。
息子以外は全員違う小学校の子たちで、友達ができるか心配でしたが(自分だったらすごく寂しい…)子供の順応力はすごいもので、なんとかうまくやっているようです。違う学校の子と接するのも刺激になるのか「○○小は今日『通』の漢字を習ったんだって」などと教えてくれます。

問題はやはり学校から距離があるので、学童に着くまでに誘惑が多い!
GPSを持たせているのですが、学校から出発しているにも関わらず1時間近く経っても学童に到着しないことがあり、問いただすと途中の公園で誰かに捕まって遊んだり、お友達の家に上がり込んでポケカをしていたことが判明!寄り道も少しくらいならしょうがないですが、今後の課題です。

今どこの地域でも学童の待機児童問題が深刻化しているとニュースでも取り上げられるほど。個人的に小学校3年生以降も、放課後友達と安心して過ごせる場は必要だと感じています。こうした民設学童もどんどん増えて、共働き家庭の子供たちの居場所が守られるといいなと思います。