うりママ

特技は”投げキッス”のプレイボーイな5歳長男と、あざと可愛いニコニコ癒し系次男1歳の2人のボーイズに翻弄されながら、子育てに奮闘中!「育児も仕事も楽しく!」がモットーです。

2022.06.20

生後6ヶ月の赤ちゃんも新型コロナウイルス「陽性」に。家族全員の療養生活体験記

Diary

うりママ家、家族全員が新型コロナウイルス「陽性」になりました。
発症当時生後6ヶ月だった次男、4歳の長男を含めて、家族4人が次々と罹患することに…。

本日は、そんなうりママ家の療養生活体験談をお話ししたいと思います。

■「陽性」発覚

初めに症状が出たのは、おそらく私だと思います。

ある日の夜、だるい感じと少し喉がイガイガする風邪のはじまりのような症状がありました。
その時点では平熱でしたが、念のため葛根湯を飲んでから寝ることにしました。
すると、夜中に体がポカポカ。
「葛根湯のおかげ?それにしても暑すぎる!」と思い、熱を再度測ってみると……38度6分でした。ただその時には、喉のイガイガは感じなかったので「疲れが溜まって発熱したのかも」程度に思っていました。

しかし、翌朝。
数日前に会った私の妹から、同じく夜間に発熱したため、これから病院にいってPCR検査をするとの連絡を受けました。
そして、隣で寝ていた生後6ヶ月の次男も発熱していることに気がつきます。
次男は、生まれて初めての発熱にして、この時点で40度近くまで熱が上がっていました。

もしかしたら…。
コロナに罹患してしまった可能性を疑い始めた私。
特に症状のなかった長男も念のため保育園をお休みさせ、私は、家に備蓄していた「抗原検査キット」を使って調べることにしました。

その結果は「陰性」。

でも、結果に対して疑問の気持ちの方が強かった私。というのも、検査は、自分で棒を鼻にグリグリ押し当てる必要があるのですが、その加減が難しかったため、きちんと検査ができていたか自信がなかったのです。

そうこうしているうちに、妹の検査結果がわかりました。「陽性」とのことでした。
妹の病院では、PCR検査ではなく抗原検査を実施してもらったようで、受診後30分で判明したようです。

■受診と検査

妹の結果を受けて、いよいよ私も次男も陽性の可能性が高いと考え、徒歩圏内で検査できる近所の病院を探しました。私は内科、子どもたちは小児科が見つかり、念のため長男も検査を受けることにしました。

子どもたちも私と一緒に内科で検査できたと思いますが、次男にとっては初めての発熱。生後たった6か月で苦しそうにしている次男を、小児科専門の先生にしっかり診て欲しいという気持ちがありました。

しかし、「陽性」の疑いのある私は、小児科の病院に立ち入ることはできません。子どもたちは夫に連れて行ってもらうことにしました。

内科で抗原検査を受けた私の結果は、「陽性」。
子どもたちは小児科でPCR検査を受け、結果は翌日に判明するとのことでした。

しかしこの時点で、次男はおそらく「陽性」になるということが予測できたので、夫と相談し、私と次男は自宅内隔離することにしました。

■自宅内隔離~私と次男編~

自宅での療養生活がはじまりました。
私と次男は寝室で、濃厚接触者ではあるものの症状がない夫と長男はリビングで、分かれて過ごすことに。
ちなみに夫と長男は、夜はリビングで「寝袋」で寝ていました。

自宅隔離中の私と次男は、トイレやシャワーが付属している寝室に引きこもり、家の構造上ありがたいことに一歩も部屋から出ずに過ごすことが可能でした。その間、必要なものはドアの前まで夫に運んでもらっていました。

私と次男が自宅隔離中、一番印象に残っているのが、辛そうにしていた次男の様子です。
小児科では、子どもはそこまで症状は重くないケースが多いが、1歳未満だと重症化リスクは高くなると聞いていました。当時生後6か月で陽性になったという人が周りにおらず、ネットにもあまり体験談が見つけられなかった私は、徐々に不安に…。
一番の心配は、「脱水」でした。とにかく脱水しないよう、一定の間隔をあけていた授乳も、頻回に切り替えることにしました。

とはいえ、次男は咳が出たり、痰が絡んだりして、おっぱいを吐き戻してしまうことも多々。後に病院の先生から教えてもらったのですが、こうした場合は、新生児時期と同様、飲んだあとはゲップが出るまで背中をトントンするとよいとのことでした。

彼がきちんと水分をとれているか不安で、大袈裟かもしれませんが1時間の3分の2くらいはおっぱいを口にくわえさせていた時もあったと思います。
私自身も高熱が続いていたのですが、なによりも次男が心配でした。

新型コロナウイルスが蔓延し始めたころに用意していた「パルスオキシメーター」で動脈血酸素飽和度も定期的に測っていました。しかし、足の指も手の指もまだ小さい次男。装置が大きすぎて、きちんと計測できているのかもわからず、不安な状態が続きます。

小児科からは毎日、次男の様子を確認する電話がかかってきました。
そのタイミングで症状を伝え、アドバイスをいただいたり、必要な薬を処方してもらったりすることができました。
ちなみに、近所の処方箋薬局では、濃厚接触者も薬の受け取りNGにしているところがほとんど。処方箋薬局に電話で相談し、調剤師さん自ら玄関の前まで薬を届けに来てくれたこともありました。

高熱の次男を心配する一方、もう一つ気がかりだったのが、長男のこと。
4歳の長男は、「ママたちが病気」ということは理解できていても、会えなくて寂しい気持ちは隠せなかったようで、よくドアをノックしてきました。そのたびに胸が痛む私…。家庭内でテレビ電話をしながらお互い気を紛らわせました。

ちなみに一回目に受けたPCR検査の結果は、次男が「陽性」、長男が「陰性」でした。

しかし…

■自宅内隔離~私たち+長男編~

療養生活が始まって2日くらいの朝、長男が突然頭痛を訴えました。
そしてその後すぐに発熱。

病院の先生からは、「陰性であっても、次男が発症した後2〜3日で発熱した場合はまた検査をするように」と言われていたので、再度小児科を予約します。
検査を受ける前から、長男はおそらく「陽性」なのではと思っていたので、夫に移してはいけないと私と次男の発症チームに合流し、3人で過ごすことにしました。

小児科へ連れて行くのだけは、また夫にお願いしました。そして案の定「陽性」が判明。

しかし、長男が熱を出していたのは、たった半日程度でした。
薬を飲むまでもなく、風邪のような症状も特に出ず、あっという間にすっかり元気になりました。

その頃、次男も薬が効いてきたのか、熱が下がり始めました。
ただ、ひどい咳と痰症状が残り、鼻水がずるずる…。相変わらず目は離せませんでした。

私も咳や鼻水が続いていており、この頃から嗅覚障害の症状も出てきました。ほぼ同じタイミングでおそらく同じ株(?)に感染しても、それぞれ症状には差があるのだなあと感じました。

隔離部屋にて3人で過ごし始めましたが、今度は、それまでパパとべったり過ごしていた長男が、急にパパに会えなくなってしまったストレスを感じていることもよく伝わってきました。
家庭内に陽性・陰性が分かれていると、色々と神経を使うものですね。この時期、私自身も体がだるかったので、このまま10日間一人で2人の子どものお世話ができるのか…といった不安がありました。

でも、その心配もすぐに不要に。長男発症の翌日、ついに夫も発熱してしまったのです。

■家族全員「陽性」

PCR検査の結果、夫もついに「陽性」に。

いいことなのか、悪いことなのか、いよいよ家族全員で過ごせることになって一番喜んでいたのは長男です。

こうして、日中出かけられない以外は、普段の生活とほぼ同じに戻りました。

夜は、夜泣きがひどくなってしまった(もしかすると中耳炎だったのかも)次男の横ではゆっくり休めないだろうと、夫には発熱している間、別室で寝てもらうことに。

そして数日が経ち、夫も熱が下がったので、私も夫も在宅の仕事を徐々に始められるようになりました。



■療養期間は別の辛さ!?

ここから療養日が明けるまでの1週間は別の意味で本当に辛かったです。
「動物園?!猿を飼っている?!」と思う場面が何度もありました。

普段は一切在宅勤務がない夫。長男は、夫が家にいることが嬉しかったのか、夫の書斎に入っては部屋を荒らします。夫の服を着たり、コレクション棚を崩したり…。
私は次男を抱っこしながら過ごしていたので、すばしっこい長男を追いかけることに精一杯。
ほぼ症状がなく軽症で済んだ長男は、人一倍元気が有り余っていたのかと思います。

■自宅隔離期間中の工夫

この期間は私も最低限の仕事だけにして、極力長男と向き合う時間を増やしました。
勉強をする時間もたくさんとったり、お絵かきしたり、クイズ、ゲームなど保育園や習い事にいる時間のようにカリキュラムを組んで過ごしていました。

夫も、仕事の合間を見ては、長男と家の中で体を動かした遊びをするようにしました。

そんな毎日を送りながら、やっと順次、療養期間が明けてきました。


現在は、次男の長引いていた咳も見られなくなってきました。
また、私の嗅覚障害も50%くらい回復してきたと思います。
当時は「おむつポット」に顔を突っ込んだとしても匂いを全く感じなかったほどでしたが、今では少しだけわかるように。
引き続き気長に回復を待ちたいと思っています。
この療養期間中に玄関前にお見舞いを持ってきてくれた友人たち。周りの人の優しさに触れ、改めて周りの人たちを大切にしたいと、そう思った療養期間になりました。



罹患された方、現在療養中の方、後遺症が残っている方、本当に大変な思いをされていると思います。
我が家よりもっと症状が重い方も多くいると思うと、本当に心が痛みます。

今、このブログを書いている日は、長男が療養を明けて保育園に登園した日。
今朝は、太陽がいつも以上に眩しく感じました。
当たり前に出かけられる日々に感謝しながら、これからも過ごしていきたいと思います。


※今回のブログは、あくまでも我が家の体験談です。症状は人それぞれですので、ご心配な場合はどうぞ専門の医師に相談されてください。