2022.07.08

陣痛中に「赤富士」を描いた話

Column

かれこれ5年前、第一子のまなつを出産した時。
陣痛中に赤いペンで富士山の絵を描いてプレゼントすると、もらった側の子宝祈願や安産祈願になるというジンクスがあるらしい、と知った私は、友人にお願いされたこともあり挑戦してみることに。

出産ルポなども描きたかったので、産むギリギリまで絵を描いていいかと助産師さんに尋ねたところ、すんなり快諾。「絵を描けなくなった時が産まれる時ですから」とおっしゃり、緊張が一気に高まりました。

少しずつ痛みがやってくるたびに、これが陣痛というものなのかな?と怪しみつつ、陣痛の波と同時に赤富士を大量生産していくわたし。夫のオーサワさんも、陣痛がくるたびに「ハイッ!」と赤ペンを差し出してくる(笑)。

そしていよいよ本陣痛とやらがやってきたようで、我慢できない痛みに、線もうまく描けない!「もームリ!!もうペンは渡さないで!!!」と、差し出されたペンを遠くへポイッと投げてしまったのを覚えています。

その後、「赤富士」を贈った友人たちから子宝に恵まれたという朗報が届きだしました。偶然のタイミングだったとは思うけど本当にうれしかったなぁ。

※あくまでジンクスであり、「必ず妊娠ができる」というような効果はありません。

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こちらが当時描いた赤富士たち。

友人が産んで数年経った今でも寝室に飾ってくれていてカンゲキ!!

おまけ
KODAKARA 壁紙(1284 x 2778)
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ミヤタチカ / miyatachika

イラストレーター。佐賀県生まれ。福岡大学人文学部文化学科卒業。安西水丸塾、MJでイラストレーションを学ぶ。著書『お絵かき辞典』(誠文堂新光社)は7カ国語で、『ミヤタチカのお絵描き動物園』(玄光社)は6カ国語で翻訳されている。絵本『ホテルイエティ』(玄光社)が発行されたばかり。