2023.07.28

[管理栄養士監修]赤ちゃんにっこり!つるっとネバネバそうめん3選

Recipe

暑い季節は赤ちゃんも夏バテをしてしまわないか心配になりますね。かといって離乳食を暑いなか時間をかけて作るのは、お母さんも大変。
今回は、食材のネバネバつるつるののどごしも利用しながら、しっかり水分と栄養を摂れる離乳食そうめん3種類をお伝えします。そうめんはフリージングが可能なので、まとめて茹でておくと便利ですよ!
ここでご紹介するレシピは7~8カ月向けです。月齢が進んだらそうめんの長さを少し長めにしてみたり、具材をもう少し増やしたりとアレンジを広げてみてくださいね。

【はじめに】そうめんの茹で方

1. そうめんを赤ちゃんの離乳段階に合わせて折る。目安は中期で1~2cm、後期で2~3cm。折るときに袋に入れて、袋の上からパキパキ折ると麺がちらばりにくい。
2. 熱湯で5分以上茹でる。※大人が食べる際の茹で時間より長めに茹でる。
3. ざるにあげ、流水でよく洗い、塩分を抜く。

オクラの粘りをいかせば、黄身のぱさぱさ感も食べやすく!

茹で卵とオクラ、トマトのカラフルそうめん

材料

(作りやすい量)

茹でたそうめん_大さじ2
茹で卵の黄身_1個分
オクラ(板ずりしてうぶ毛を取り、洗ったあと縦に切ってガクと先、種を取り除く)_1本
トマト(皮と種を除く)_10g
*水だし昆布だし(昆布を水に浸けて30分以上置いたもの)_100㏄
*しょうゆ_1~2滴(なくてもよい)
オクラの下処理
作り方

1. 鍋にお湯を沸かし、オクラ、トマトを加え、柔らかくなるまで10分ほどよく煮る。
2. 1.から具材を取り出して細かく刻む。 
3. 鍋に昆布だしを入れて煮立て、そうめん、2.を加え、軽く煮立ててから火を止める。
4. 茹で卵の黄身は細かく刻む。
5. 器に盛り付けて 4.をふりかけ、冷ます。

タンパク質のほかにも赤ちゃんに大切なミネラルがたっぷり!

納豆とシラス、ズッキーニとにんじんのネバネバそうめん

材料

(作りやすい量)

茹でたそうめん_大さじ2
納豆_20g
シラス_5g
にんじん_10g
ズッキーニ(皮と種を除く)_15g
*水だし昆布だし(昆布を水に浸けて30分以上置いたもの)_100㏄
*しょうゆ_1~2滴(なくてもよい)
作り方

1. シラスと納豆は軽く茹で、包丁で叩く。
2. にんじんとズッキーニは15~20分ほど茹で、2mm角ほどのみじん切りにする。
3. 小鍋に昆布だしを煮立て、そうめん、1. 2.を加えて2~3分煮る。
4.器に盛って冷ます。

モロヘイヤは栄養優秀食材!タンパク質源のお豆腐もつるりと食べやすくて◎。

モロヘイヤとお豆腐のつるつるそうめん

材料

(作りやすい量)

茹でたそうめん_大さじ2
玉ねぎ_10g
モロヘイヤ(葉の部分)_5g
絹ごし豆腐_30g
*水だし昆布だし(昆布を水に浸けて30分以上置いたもの)_100㏄
*しょうゆ_1~2滴(なくてもよい)
作り方

1.玉ねぎは10分ほど茹で、みじん切りにする。
2.モロヘイヤは葉の部分を5分ほど茹で、みじん切りにする。
3.豆腐は3ミリ角に切る。
4. 鍋に入れた昆布だしに 1. 2. 3. を加えて火にかけ、煮立ったところにそうめんを加え、ひと煮たちさせてから冷ます。

【そうめんのポイント】

〇そうめんは離乳食中期(7~8カ月)から与えられます。塩分、油分を含むので、初期には与えないほうがよいでしょう。中期のなかばごろから細かくしたものを少しずつ食べられるようになります。
〇茹で時間は長めに。指でつぶれるくらいまで柔らかく茹で、しっかり水洗いした後、だし汁などで軽く煮てから与えましょう。
〇そうめんは月齢に応じて長さを調節してください。
〇具材はアクや塩分が強いものもあるので、離乳食期は下茹でしたものをだし汁に加えてください。野菜はあらかじめまとめて下処理してフリージングしておくとラクです。

清水季代(しみずきよ)

管理栄養士/フードコーディネーター/フードスペシャリスト
子どもの食育コンサルタント「せたがやはらぺこだん」代表

保育園栄養士の経験から、旬の食材を使いバランスよく優しい味つけで子どもが喜ぶ料理を得意とする。一児の母。