こんにちは。シチです。
前回の日記で、小3からはじめた中学受験塾を小4の前期で退塾した話を書きました。
過去記事:
2024年7月 なんか違うかも…と思ったら。中学受験早期撤退のススメ!
手続きの際には塾長と担任の先生と三者面談になりましたが、「中学受験自体をやめることにしたので」と伝えると強く引き止められることはありませんでした。そちらの塾自体はいい印象しかないため、また高校受験の時にはお世話になるかもしれません。
塾をやめることは息子には伝えていましたが、あんなに行くのを渋って泣いたこともあったのに、手放しで喜ぶという感じでもありませんでした。
「ぼくが勉強についていけなかったから?」と思ったそうです。
これはちゃんと説明しておかないと塾をやめたことが息子にとってネガティブな経験になってしまうなと思い、改めてしっかりと話をする場を設けました。
中学受験撤退。できるだけポジティブに変換
まずはフリー素材などを駆使して、小学校卒業から、中学、高校、大学または専門の道、ゆくゆくは将来の夢やなりたい職業までを「人生すごろく」にして見せました。
ポイントは、中学受験をしなかったからといって、これから進んでいく目標は同じ。ルートを変えただけだということを理解してもらうことでした。
そして、塾の最終日にはケーキを買っておつかれさま会を開き、息子なりにがんばった1年半をねぎらう形でお祝いしました。
息子はこの「儀式」によって、塾をやめたことをポジティブにとらえることができたようです。さらにこの先の人生をなんとなくイメージすることができたのもよかったようです。
(私が小学生の頃なんて、将来のことなど何も考えていませんでしたが…)
その後の生活
タブレット教材で、失いかけた自己肯定感を取り戻す!学習面では、中学受験用ではない補習系のゆるい学習塾に切り替えることも考えましたが、あえてタブレット教材にしてみました。タブレット教材は本人のレベルに合わせて進んでくれるので、塾で失いかけた自信を取り戻せるかなと思ったからです。丸つけや解き直しも自動でやってくれますし、プリント管理も不要なのでズボラな親でもラクチンです。自分の好きな時にできるのもマイペースな息子には合っていました。何日も手を付けないこともありますが、それほど神経質にならず見守るようにしています。
中断していた英語を復活!塾をはじめるにあたり、2年生のときに辞めてしまった英会話スクールに復帰しました。
私自身が子供の頃海外に住んでいたものの、今となっては日常会話すら危うい状態になってしまったこともあり…我が子にはぜひ子供のうちに英語を身につけてほしかったのです。
塾に週二回通いながら英語も、となるとかなり負担ですが、塾がなくなったので体力・スケジュール的にも余裕があります。
あとはとにかく遊ぶ!タブレット教材と英語さえやっていれば、あとは自由!
放課後友達と待ち合わせて遊んだり(お友達もみんな結構塾に通っているので忙しそうですが)、好きなイラストや漫画を描いたり、もちろん大好きなYoutubeやゲームも。塾の重圧から解放された息子は、糸の切れた凧のように遊び惚けるかと思いきや、意外にも以前より本を読んだり、宿題に意欲的に取り組むようになりました。
体力的にも精神的にも塾にかなりのリソースを奪われていたんだろうなぁと思います。
撤退までにかかったお金は?
生々しい話ですが小3~小4前期までかかった塾代は、教材費・授業料合わせて15万円ほどでした。3年生の間は授業料無料だったのがありがたいです。それでもけして安い金額ではなく、その15万円で家族でリッチめの国内旅行に行けたなぁと思うことも…。
ですが塾のおかげで算数などはかなり先取りができましたし、いずれはどこかで塾に通うようになりそうなのでその予行演習ができたと思います。
我が家の場合はこんな風に中受撤退しましたが、現在親も子も結構楽しくやっています。今中学受験から手を引こうか、それとも続けようか、迷っている方の少しでも参考になればと思います。