【2階】アトリエ・プレイグラウンドは、子どもが好きな遊びを見つけられるお楽しみ空間。コミュニティカフェ「coの食卓」はいつでも誰でもウェルカム!
2F アトリエ・プレイグラウンド
エントランス入ってすぐ目に飛び込んでくるのが、広々とした大階段と本棚。ここで本を読んだり、ゆっくりくつろいだりすることができます。
階段を上がった2階に「アトリエ・プレイグラウンド」利用の際の受付があり(渋谷区民以外は平日のみ利用できます)、利用者は事前に会員登録が必要で、その場でもすぐに登録できますが事前にスマホから登録しておくとスムーズ。
木がふんだんに使われた空間は「良品計画」による設計デザインで、ほっと落ち着いた雰囲気。自然の中にいるような温かみが感じられます。
乳幼児も大人も靴を脱いで「ゆったり過ごせる」空間。箱が積み重なったようにみえるものは「モッキンガム」。“幼児期以降の子どもが体と頭を使って遊ぶ箱”というもので、中にはスロープがあったり、階段があったり、抜け穴があったり。雨の日や暑い日、寒い日でも、天候に左右されずに思いっきり体を動かして遊べるのはありがたいかぎり…!
アトリエ
ここでは、考えるよりも先に手が動く仕様が随所に。子どもたちが自由に創作を深める、ひらめき・気づきの場としてのアトリエには、0歳の赤ちゃんをはじめ、幅広い年齢の子どもたちがやってくるとか。
子どもが「何をつくったか」ではなく、そこに「何を観て、聴いて、感じたか」を大切に、描く体験や、土粘土、ライトテーブル、マイクロスコープなどの環境がそろっていいて、渋谷区内の企業から寄付を受けた廃材などを活用する素材「しぶやマテリアル」も遊びの中に活用しているそう。
施設内には子どもの創造活動をサポートする「アトリエリスタ」とよばれる専門職員が常駐し、子どもたちの様子に合わせて環境をつくったり素材を提供したり…。ほかにも保育士や助産師、幼稚園教諭などの有資格者はもちろん、コミュニティを豊かに繋ぎ育むコーディネーターも常駐しています。
フィンランドの“ネウボラ”制度は、妊娠から就学まで担当の保健師が家族全体を支援するのだとか。こちらの施設でも、中央保健相談所、教育センター、子ども発達相談センター、子ども家庭支援センターが設けられ、ワンストップで支援できる環境がととのっています。
ここだけで専門家による困りごとの相談やサポートを受けられるのは便利&頼もしいですね。
コミュニティカフェ「coの食卓」
めいっぱい遊んだら併設するカフェでひと休み。子育てひろばは利用登録が必要ですが、カフェは登録不要&子育てひろばを利用しない方、渋谷区民以外の方も利用できます。ネットが使えるワークスペースがあるので、働くママ・パパにもおすすめ! 大人だけで利用できるのもうれしいところ。
「野菜をふんだんに使った“食べる味噌汁”を中心に、素材にこだわった和食のメニューをご提供しています。テイクアウト専用のおかずセットも好評で、リピーターが増えているんですよ」(鈴木さん)
カフェ「coの食卓」
□営業時間:9:00〜17:00(ラストオーダー16:30)*火曜日のみ9:00〜14:00(ラストオーダー13:30)
【3階】子どもと大人がゆったり過ごせる「子育てひろば」では、保育士・助産師が全力サポート!
ここは渋谷区在住の方のみ利用できる、妊娠期〜未就学児までを対象としたエリア。「子育てひろば」「短期緊急保育室」「相談室」というスペース構成です。保育士や助産師が常駐しているので、子育てで困っていることや気になっていることがあれば気軽に相談も可能です。
「子育て中は、“まわりに相談できる人がいない”“家にこもりがち”など、いろいろ悩んでしまうものです。ここに来て親子でゆっくり過ごして遊んだり、子育て情報を交換したりされているのをみるとうれしいですね」(佐藤さん)
「子育てひろば」ではバラエティに富んだイベントを毎月開催しているそう。
「プレパパ・プレママの集いや、0歳・1歳・2歳などの各年齢に合わせたイベント、国際ファミリーの親子に向けた集いなどを定期的に開催しています。
0歳の早い時期から、安心して利用してもらえるような場づくりを意識しています。実際に過ごしている利用者さんの声を参考に環境を考えたり、掲示や発信(SNS)を工夫したり、イベントを実施してみたりとcoしぶやに対して利用者さんもいっしょに参加してつくっていく施設でありたいと思っています。実際に各イベントにも参加していただき、施設をいっしょに支えてもらっています。
3階のひろばは、開かれた空間でありながら落ち着いた雰囲気のひろばにもなっています。はじめてのお出かけで来てくれる方も多く、またお父さん一人でも来やすいと言ってもらえることも多いのはうれしいですね」(鈴木さん)
【屋上庭園】天然芝が広がる緑ゆたかで開放的な空間!
外の空気が吸いたくなったらこちらへ。ウッドデッキとベンチが併設してあり、子どもを遊ばせながら親御さんものんびり過ごせそう。
子育てを地域で支え、「つなぐ」存在であるために
さいごに、鈴木さんと佐藤さんに今後の展望を聞きました。
「子育て支援センターという存在を知らない人もたくさんいると思うのですが、こういう場所があって、子育てについていっしょに考えたり悩んだりできる人や場所があるんだよっていうことをもっと知ってもらいたいなと思うんです。
子育ては「大変」と言われることも多いですが、決して一人でがんばるものではなくて、いっしょに伴走して寄り添える存在でいたいなと思っています」(鈴木さん)
「わたしは子育て支援センターがもっとまちに開かれていて、みなさんにとって馴染みのある場所になってほしいと思っています。
子どもや子育てに関わる人だけではなく、まちに存在する様々な立場の方々が子育て支援センターを知り、関わることで、より多角的な子育て支援ができると思うんです。
そのために、コミュニティコーディネーターとしてまちの人とつながり、関わり合いながら、より豊かな場づくりを進めていきたいですね」(佐藤さん)
ここには、いつでも子育ての悩みについて相談できる環境があり、部屋の中で孤立することなく話ができる大人がいます。子どもをのびのび遊ばせる場としてはもちろん、ママ・パパ同士の交流や情報交換の場としてももってこい。ぜひ一度足を運んでみて!
ご利用方法、日々の企画に関する情報はInstagram で発信しています。
ご利用案内
□2階 アトリエ・プレイグラウンド、3階 子育てひろば/月〜金曜、日曜 9:30〜17:00 *火曜のみ9:00〜12:00
□短期緊急保育/月〜金曜 9:00〜16:00までの必要な時間 *利用条件あり
□休館日/土曜、祝日、年末年始
アクセス
□住所/渋谷区宇多川町5-6 渋谷区子育てネウボラ内 2階・3階
□電車/最寄り「渋谷駅」下車徒歩10分
□バス/ハチ公バス「渋谷区役所」、都営バス「神南一丁目」、京王バス「渋谷区役所」「神南一丁目」
お問合せ
□0120-978-310