2025.10.10 NEW

ママの初めての“ナイトアウト” 座談会レポート【前編】

● 子育て

子育て中のママにとって、“ナイトアウト”はちょっぴり特別な響きがあるもの。まだ小さな子どもがいると、夜に外出するハードルは高くなりがちです。今回は、渋谷エリアを中心に約260名のママたちが活動するコミュニティ「NPO法人tannely(タネリー)」が実施した、「初めてのナイトアウト」に関する座談会の様子をお届けします。登場するのは、実際に“初ナイトアウト”を経験した3人のママたち。子どもを誰に預けたの? どんな時間を過ごしたの? その後の気持ちは?
リアルな体験談とともに、ママの“心の健康”のためにもナイトアウトの大切さを感じさせてくれるお話がたくさん詰まっています。

登場人物

chiroさん

10歳男児、8歳男児、6歳男児のママ

春よこいさん

4歳男児のママ

チーズおかきさん

3年生女児、5歳男児のママ

■近所で働く義理の両親に子どもを預けて夫婦で久しぶりのディナーへ(春よ来いさん)

春よ来いさん:仕事の関係で帰宅が遅くなってしまうのがあらかじめ分かっていたので、近くで働いている義理の両親に、保育園へのお迎えを頼んだんです。 すると義理の両親が「私たちが子どもたちを見てるから、2人で夜ご飯食べに行っておいで」と言ってくれたんですね。 それで、夫と待ち合わせをして、2人で焼き鳥ディナーに出かけたのが初めてのナイトアウトでした。

司会: ご夫婦だけの外出、久しぶりだったのでは?

春よ来いさん: ほんとうにそうですね。普段はもう、家で食事を家族に提供して、ただ食べて、すぐ 片付けて・・・みたいな感じで。 ただただ目の前の業務をこなしている日々なので、たまに外に出ると、非日常感がありますよね。 せっかくの機会なので、夫と2人で好きなものをたくさん頼んで、おいしいものを頂くことができて、満足でした!

司会: 久しぶりのご夫婦だけの外出、どんなことを話しましたか?

春よ来いさん: それが結局、最終的には子どもの話でしたね(笑)。やっぱり気になっちゃって。焼き鳥の炭の匂いに炙られながら、 ちょっと罪悪感というか、連れて来たらよかったかな、なんて思ってしまったりもして。 で、子どもがいくつになったら私たちはこの年齢で、その頃はお互いどんなふうになっているんだろうね、とか、子どもはこういうふうに育ってほしいよね、とか。 子どもの未来の話をしていましたね。 お互いに自分が思い描く家庭が出来上がっているかを、夫との会話の中で探りながら、答え合わせをしているような感じでしょうか。

chiroさん: せっかく夫と外出しても子どもの話になってしまうの、とても共感します!

チーズおかきさん:むしろ、子どもがいなかったころ、夫とどんな会話をしていたかの記憶が薄れていて・・・。

春よ来いさん:そういえば我が家は、夫と中高生のころに流行した歌を歌い合って、イントロクイズをやったりしています(笑)

chiroさん、チーズおかきさん:楽しそう!!

司会: 子どもと離れるとき、心配だったことはありますか?

春よ来いさん: 子どもがまだ2歳のときだったので、心配がなかったわけではないですが、義理の両親とは普段からよく顔を合わせているので、安心感がありました。 ミルク離れも早かったので。ただ、計画を立てて、予約もバッチリな状態で臨みました! ナイトアウトの計画を立てているうちに、「この日を目標に頑張ろう!」と思えて、毎日のモチベーションアップにもつながりますよね。

■ご主人の提案で。シッターサービスを利用して久しぶりのデート(chiroさん)

chiroさん: 私の場合は、子育てでいっぱいいっぱいになっていた私を見て、 夫が会社のベビーシッター補助制度を調べてくれたんです。 それを早速活用させてもらって、 子どもたちをシッターさんにお願いして、夫と久しぶりに2人で近くのイタリアンへ、ディナーに行きました。

司会: 素敵なご主人ですね。気持ちも軽くなったのでは

chiroさん: 本当にそうでした。普段は子どもや飼っているペットとの会話がほとんどなので(笑)、やっぱり大人同士で会話ができる時間はありがたいですね。 それ以降も、有償の預かりサービス(※)を活用して、夫とでかけたり、一人で外出したりしています。

※有償サービスについては、後編で対談を掲載します。お楽しみに!

■パパに子どもを預けて、1人で映画館へ(チーズおかきさん)

チーズおかきさん: 私の“初ナイトアウト”は、パパに子どもたちを預けて1人で映画のレイトショーを観に行ったことです。 レイトショーに行くこと自体が初めてだったので、わくわくしながらポップコーンを独り占めして、1人で思いっきり泣いて。 心から“おひとり様ナイトアウト”をエンジョイして帰りました。

司会:どんな映画だったんですか?

チーズおかきさん: 子どもが生まれる前から観ていたシリーズもののアニメの続編でした。予告を見たときから「これは絶対に映画館で観たい!」と思っていて(笑)。 出産後はまとまった1人の時間が全然取れていなかったので、「今日は行っておいで」と言ってくれた夫の言葉がすごく嬉しかったですね。 夜の外出の非日常感もあって、 テンションが上がりました。

司会: 子どもと離れるとき、心配だったことはありますか?

チーズおかきさん: 映画館は近所(自転車で5分程度の場所)なのでそこまで心配ではなかったのですが、下の子がまだ0歳でしたので何かあったらと思うと不安で、 上映時間直前までずーっとスマホをチェックしていましたね(笑)。子どもたちを必死で寝かしつけて外出しましたが、 家に帰ったときも子どもたちは2人ともぐっすり寝ていて、心からほっとしたのも覚えています。

chiroさん、春よ来いさん: スマホをギリギリまでチェックしてしまう心理、わかりますー!!上映が始まったらスマホが見られない映画館だからこそ、より非日常感を味わえそうですね♪

まとめ

司会: 初めてのナイトアウトについて、3人のママたちのお話を伺いました。思い切り楽しんでいるようでも、心の中には子どものことがずっと気になっていて、各方面にさまざまな協力をお願いしたり、有償サービスを活用したりと計画的に実行しているのですね。



▶ 後編では、ナイトアウトの思い出について、さらに詳しく掘り下げて伺っていきます。引き続き、お楽しみください!

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