スーダラ

7歳の双子の女の子のパパです。フルタイム勤務ママとの2トップ体制で「女の子」という未知の生物の成長に一喜一憂しながら日々彼女たちに育ててもらっています!

2018.12.05

「ごっこ」

Diary

朝、目が覚めて早々に、食いしん坊キャラの上の娘がズンズンとやってきて、保育園での出来事を報告してくれました。

「昨日、保育園の同級生みんなで『卒園メニュー』の相談をしたんだよ。皆で決めたメニューはハンバーガーとコーンスープとレタスサラダ。デザートは特製パフェなんだ~」

とテンションも高く。

『卒園メニュー』とは年長さんだけが3月に皆で揃って食べる特別な給食。

娘たちの園は4歳~6歳の幼児が3学年縦断での編成なので、彼女たちは去年のお姉ちゃんたちの卒園メニューも目にしていて、1年間楽しみに温め続けていたリクエスト(特にパフェ!)だったのでした。

 

そして給食以外にも『自主性重視』という共通の方針があって、普段から子供たちの「やりたい!」を最大限尊重してくれています。遠足の目的地、夏祭りのお神輿のデザイン、毎日のお遊びのチョイスも子供たちが自分で決めてきました。

 

大人たちが段取りをして手助けした作品や発表には、こちらが期待していた通りの良さがあるのですが、子供たちだけで作り出すものやイベントには、想像の斜め上や、次元の全く違う奇妙奇天烈さがあります。何よりも、それを自分たちの言葉で語る子供たちの目の輝きが違います。

 

そういうことを結局は大人が段取りしてあげた結果だという風に見ることも出来るし、なんだか「やらせ」っぽいという意地悪な見方も可能ではあるのですが。

でも、元々、子供の世界には、大人を真似する「ごっこ」が溢れています。子供は「ごっこ」で大人になる。

 

民主主義ごっこ、ゆとりごっこ、自主性ごっこ・・・

 

「ごっこ」を辛抱強く見守って、そっとアドバイスだけをしてくれる園の皆さんには感謝しかありません。最初は「ごっこ」でも、そのうち本当に自分たちで決めて、自分たちで作り出すことに繋がっていくような気がしています。

 

今は

「卒園のメニューはみんなで考えて、みんなで一緒に食べたんだよね!」って目を輝かせて、鼻の穴を膨らませてくれれば、それでいいと思います。