スーダラ

7歳の双子の女の子のパパです。フルタイム勤務ママとの2トップ体制で「女の子」という未知の生物の成長に一喜一憂しながら日々彼女たちに育ててもらっています!

2019.01.12

オンリーワン

Diary

保育園に書道が上手な先生がいらして、保育園最後の1年間、週1ペースで教えてもらっています。

半紙に最初に書かせてもらったのがこの字。
線の書きはじめを「きひつ(起筆)」というのだと教えてもらったそうです。(お恥ずかしながら、僕は知りませんでした。)
ただひたすら、それを意識して書いたのでしょう。いかにも生真面目な妹らしいです。「きひつ、きひつ、きひつ・・・」と唱えながら書いていた様子が目に浮かびます。
本人曰く「わたしが一番上手だった!」とドヤ顔で報告をしてくれました。
数日後にお姉ちゃんも全く同じ顔で、同じ報告。
園には娘たちだけでなく、よく知ってる同級生の作品も全部貼り出されて、それぞれが超個性的な「オンリーワン」揃いで、とにかく眺めていて楽しくなりました。

僕も小さい頃はちょっとだけ書道教室に通っていたのですが、あまり楽しかった覚えはなく、自分が一番上手だと思えた瞬間はありませんでした。

伸びしろの方が圧倒的に大きいことを考えると、かなりこの差は大きいです。欠点や弱点を指摘されて、萎縮しながら、先生や両親の顔色を窺っているとトライする回数はドンドン少なくなります。反対に娘たちは園でも家でも機会があれば書道の真似ごとをしたり、手紙を書いたりして、書いているうちにメキメキと上達をしています。それぞれの個性はそのままに。
両方の実家に送った年賀状も、じいじとばあばのハートをガッチリ掴んでました。

とにかく今は字を書く機会自体が少なくなって「読みやすい」とか「正確」とかは専ら機械がやってくれるようになってますよね。それが良いか悪いかは別として。多分それって字だけじゃないですよね。
なので、だからこそ、見本やお手本が一つで、皆が個性を消しながら、それに近づいていくよりも、「沢山のオンリーワン」が、ますます磨きをかけていく様子をこれからも見守りたいなぁと、そんな風に思います。