2018.05.24

キッズがお片づけ上手になる収納術

Column

家事に育児に仕事と、めまぐるしい日々を送るイマドキママ。平日は朝から晩まで休む間もなく、気づいたらソファに腰をおろす時間もなかった……という方は少なくないのではないでしょうか。お片づけや身支度など、お子さん自らが進んでやってくれたら、ママの負担も軽減されそうです。そこで、ここではお子さんのお片づけのモチベーションが上がり、進んで片づけたくなる収納術を3つご紹介します。

1.ザクザク入れるだけの簡単カゴ収納

お子さんが小さいうちは、リビングの一角にキッズスペースを設け、おもちゃや絵本を置いて遊ばせているご家庭が多いようです。こうすることで家事などをしながらお子さんが遊ぶ様子を見守ることができるのはメリットですが、こまめに片づけないと、リビングが出しっぱなしのおもちゃでゴチャつきがちになるのが難点です。
そこでおすすめなのが、「カゴ収納」。お子さんがよく遊ぶおもちゃなどが入る大きさのカゴを1つ用意します。何も考えずにポンポンとおもちゃを入れればいいだけなので、小さなお子さんでも簡単にお片づけができます。また、天然素材のカゴなら、リビングになじみ、床置きしてもジャマになるどころか、おしゃれなインテリアに。カゴは、見せる収納としてそのまま出しておいてもよし、来客時はクロスをかぶせて目隠ししてもよいでしょう。

2.かければOKの壁収納

お子さんがお片づけをできない理由の多くに、そもそも、どこにしまえばよいかわからないということがあるようです。この場合、ものの定位置をわかりやすく示してあげることが大切です。日常的によく使う小物類や自転車の鍵などは、壁収納がおすすめ。パッと目に入る壁が定位置であれば、誰でも簡単にお片づけができます。
ホームセンターなどで購入できる有孔ボードにフックを取り付けて壁に固定するだけで、飾るようにお片づけできる壁収納の完成です。おでかけのときはフックから必要なものを取り外して身につけ、帰ってきたらフックにかければOK! お片づけ上手になることはもちろんのこと、忘れ物防止にも役立ちます。また、自分で身支度する習慣が身につくのも、ママにとってはうれしいですね。

3.遊ぶように片づけられるラベル収納

主婦層の間では定番のラベル収納。中身が一目瞭然なため、家族間での「あれ、どこだっけ?」がなくなり、使ったら戻す習慣が身につく点が人気のようです。お子さん用には、中身を撮影した写真をプリントアウトして、収納ケースにラベリングすればOK! イラストが得意なママなら、中身の絵を描いて貼ってもいいですね。
ラベリングは、おもちゃだけでなく、お絵描き道具や折り紙など工作セットの収納にもおすすめです。多くのお子さんは、こうした細々したアイテムをお片づけするのが苦手。ラベルがあれば、ゲーム感覚で、遊びの延長としてお片づけをしてくれそうです。
ラベル収納は、1歳頃からの小さなお子さんから有効です。まずは「このミニカーのおうちはどこかな?」と言葉かけをしながら、一緒にお片づけを始めてみましょう。



お子さんが進んでお片づけをするようになる秘訣は、「簡単であること」「ものの定位置を示すこと」「遊ぶ感覚でできること」の3つ。この要素を収納法に盛り込みながら、お子さんが楽しくお片づけできる環境を整えてみてくださいね。