mineco

小学生のママ、時々ライターのお仕事も。都内から少し自然の多い郊外に引っ越したのを機に、趣味のドライフラワーと布の小物作りでマルシェにも参加。美味しいフルーツとお茶をご褒美に子育て奮闘中!

2019.12.07

出産後のママの、こころと体のケア

Diary

こんにちは!minecoです。
寒くなってきた今日この頃、わが子が通っている幼稚園では、もうすぐ運動会があるというのに、園庭で練習している様子があまり見られません。きっとのびのびいつも通りの様子が見られることを期待しています。(笑)

さて今回は、出産後のママのこころと体の困りごとと、私自身が受けたケアについてお送りします。

直前まで、当時の住まいだった都内の近くの産院で産むか、里帰り出産をするか迷っていた私。
結局、都内の産院は予約がすでにいっぱいだったことと、(妊娠後わずか数週で予約いっぱいになる産院もあるんですよね!)主人の「里帰りの方が初めての出産なので安心」という意見があったので、はるばる北国へと里帰りすることにしました。

しかし、初めてのお産と、慣れない環境で気が張っていたのか、約9時間に及んだ出産のあと、生まれたわが子をお腹の上にのせて母乳を吸わせるという「カンガルーケア」の時に、全く母乳が出ない!
出産直後だというのに、子どもが生まれたというのに、母乳が一滴も出ないのです!!

あれ?これ、私、大丈夫!?

出産の疲労と朦朧とした意識の中で、母乳を出すというところまでにこころと体がついていかない私。
生まれたわが子も、さっきまで自分のお腹に入っていたとは信じがたいし…。
とにかく、呆然としていた記憶があります。

そして、何が何だか状況がまだこころの奥から把握できていない混乱状態のまま、入院5日目を迎えます。
…まだ、私は母乳が出ませんでした。

あとで聞いた話ですが、助産婦さんが、主人の方には「お母さんの中には、産後母乳がまったく出ない方もいるのですよ」と話していたとか。

退院予定日の当日。私の宿泊中の部屋に助産婦さんが来てくださり、突然「マッサージをしますね」と言って、背中をマッサージしてくださりました。
そのあたたかな手の温もり、ふわふわとした手の感触を、私は今でもはっきりと覚えています。

産院で出してくださったノンカフェインのお茶を愉しんだり、数時間の預かり保育の間に部屋でゆっくり休んだり、窓の外の景色を眺めたりしているうちに、徐々に私のこころと体が癒されていくのがわかりました。
そして、入院を一泊延長して6日目の朝に、なんと母乳が少し出るようになりました。

退院後、夜中の2時間置きのミルクの際には、主人が夜中にも関わらず交代してくれたのもうれしかった。

出産後のママのこころと体のケアは、本当に大切ですね。

この経験で思ったこと。
それは、お産に関してこの痛みと一人で戦わなければ!」と意気込んでいたのですが、それは肩に力が入りすぎていたということ。
実はお産の最中も出産後も、助産婦さんや医師の方、主人や親も付き添っていてくれていたのに、ついついそのことを忘れて“母性本能”という名のもとに、一人で抱えて頑張りすぎてしまったようです…。
“子どもは一人では育てられない”ということを、身をもって学んだと思います。

退院後も、両親や主人はもちろん、肉親ではなくても、産院の先生方や保健師の方、地域のサポートセンター、そして、園に入るようになってからは、先生方や同じ子どもを持つ保護者の方達など、地域や施設にどれだけお世話になったかわかりません。(我が家は実家が遠方なので余計に。そして、今現在もつづく…。)

そのように周りのサポートを借りて、なんとか今まで育ててこられたように思います。

とはいえ、現実ママ一人(もしくはパパ一人)で、乗り越えなければいけない日々や場面が多々ありますよね。(汗)

そんなときも、無理をしすぎず、こまめに自分のこころと体をケアしてあげたいものですね。

(2枚の写真は、産院の部屋の窓から見た景色と、室内に飾られていた画です。出産の時の気持ちを思い出すなぁ~)