ツインズママ

男女の双子11歳(小6)ママです。時短勤務でワーママしてます。高齢出産ながらも子供達とスキーやサイクリング等アウトドアも一緒に楽しんでいます♡

2020.04.09

ワーママの涙

Diary

こんにちは、ツインズママです。仕事を続けながらの育児は、本当に大変ですよね。そして、仕事面でも色々大変です。

出産前は、売り場マネジャーや専門店運営、バイヤー等を担当してきました。
たいてい6年~くらいで、他部署に異動します。
その間に、ルーティンワークをこなしながら、自分なりの課題を立てます。

売り場なら、予算連続達成や、お客様から喜ばれる新規売り出し考案。
専門店時代は別会社でしたので、赤字会社から黒字化へ向け、各店MD見直しや益金向上策の導入。バイヤーなら、各店舗の改装成功や、JANシステム導入など。

双子出産後は、初の事務部門。出張もなく、対お取引先との交渉もほとんどない部署で、自分の仕事さえ終わらせれば、時短の定時に帰りやすい部署でした。
そこで私は書類の電子化を課題とし、目標設定しました。

今までなら、3年である程度の課題解消の手ごたえを得て、5年あれば、ほぼ目標達成できました。

でも、時短勤務で残業もままならない中、課題達成は遅々として進みません。
そして、初めて自分の立てた課題を解消できないまま、次の部署への異動が決まりました。6年経っていました。

部署が解体し、業務を引き継ぐ相手もいません。
次の異動先でご挨拶をするとき、前の部署での仕事の話を始めた途端
涙が止まらなくなってしまいました。
周囲の皆様が、引くほどの涙です。とても恥ずかしいのですが、自分ではどうにも止めようがありません。
今までは、仕事に時間もかけられたし、残業もできた。間に合わなければ、自分の休みを使ってでも仕上げられた。
でも双子を抱えて、仕事の時間はこれ以上増やせません。
課題を果しえなかった無念に、只々涙がこぼれました。

でもしばらく時がたってから、出産前とは違った仕事に軸足を置いていたことに、気が付きました。仕事の効率化です。

時短勤務でも与えられる仕事量が、少ないわけではありません。
何が何でも保育園のお迎えまでに、帰らなければいけない。
どうしても時間内で仕事が終わるよう、無駄な作業を削り、効率化を図らざるを得ません。かなり大胆に仕事の流れを変えていきました。
今まで1日8時間かかっていた仕事を、5時間で終えられるよう、仕事の効率化ができたのでした。

新しい部署でも、真っ先に仕事の効率化を考えて、体が動きます。
少しでも無駄な作業が許せない!定時に帰らねば!!(笑)。
出産前は、新しい仕事を創造するような、足し算の仕事が多かったのですが
出産後は、無駄を削るような、引き算の仕事が多くなりました。

引き算の仕事も、景気が低調な今の時代、大切だと思います。
出産を経験して得られた事に気づいて、課題を果しえなかったことの無念さが少し晴れました。

ワーママとしては、出産前のバリバリ働けた時代を、取り戻したい気持ちになることもあるでしょうが、母になった経験というのは、仕事でもずいぶんと役に立ちます。母になったからこそ、得られた視点は貴重です。特に、お客様の気持ちに寄り添い、想像以上の感動を生み出す必要があるような、仕事では。

時短勤務であるデメリット以上の、メリットのある経験が、お母さま達にはあります。社会もその点を評価して、重要な決定の場で、もっとお母さま達に活躍していただきたい。政治の世界でも経済の世界でも、全ての分野で~そうなると、もっと世の中が過ごしやすく、多くの人にとって幸せな場になると思います。

4月は色々な場面でスタートの時期。コロナウィルスの心配が続きますし、皆さま益々お忙しいでしょうが、楽しく乗り切りましょう!
ではまたおつきあいくださいませ。