チーズおかき

2016年秋に娘を、2020年春に息子を出産。ダンスと音楽が大好きな、元出版社勤務の専業主婦です。ちょっとやそっとでは動じない肝っ玉母ちゃんを目指し、日々奮闘中。

2020.05.13

ドイツとはこんなに違う!?日本の産院レポート

Diary

こんにちは!チーズおかきです。
出産後、退院してから1ヶ月が経ち、ようやく母乳育児が軌道に乗ってきました。
2回目だから授乳も余裕かと思いきや、…とんでもなかった!!
コツはなんとなく覚えているものの、痛いものは痛いし、母乳製造ペースも少し衰えている気もするし…。たった2年ですが、そのブランクは予想以上に大きかったですね(笑)。

さて、今回の入院生活を振り返ると、初産(ドイツでの出産)のときとの違いに驚くことがたくさんありました。
国の違いによるものではなく、国内でも産院によって差があるものなのかもしれませんが、特に驚いた点をまとめてみました。


①基本、母子別室
今回私が入院した日本の産院は、特に希望しない限り母子別室が基本でした。
赤ちゃんは新生児室に預けられ、夜間の授乳は助産師さんがミルクで対応。
日中は、朝7時から3時間おきに呼び出しがかかり、授乳室で授乳するという流れでした。

1人目を出産したドイツの産院は、基本的に母子同室。それはそれでメリットもあると思うのですが、産後クタクタの体で、授乳もうまくいかず、乳首の痛みにひたすら耐える入院生活はなかなか辛いものでした。
どんなに母乳が出ていなかろうと、ミルクを与えてくれるなんてことはなく、数時間おきに助産師が来て「授乳どう?」と確認され、すりむけた乳首のケアもしてもらえず、厳しい母乳指導が続くという状況…。心身ともに休まる暇はありませんでしたね(笑)
今回は、夜間に赤ちゃんをみてもらえることで、自身の回復に専念できたのが本当に良かったです。

②赤ちゃんが飲んだ母乳の量を毎回計測!
産院での授乳タイムは、授乳(直接母乳)前後に赤ちゃんの体重を測り、どのぐらい母乳を飲んだかを計測。飲んだ母乳の量に応じてミルクを足していました。
これはドイツの産院では一度もやらなかったことで、日本はなんてマメなのだろう!と驚きましたね。
直母の後にミルクを足すという作業も、1人目のときには経験しなかったこと。
そんなわけで、経産婦なのに哺乳瓶を使うのが初めてだった私ですが、退院後も哺乳瓶での授乳がうまくいっており、2人目にして念願の「母乳寄りの混合」が叶いそうです!

③産院の授乳室事情
ドイツでは母子同室だったため、授乳は自分の部屋のベッドで行っていました。
今回は、決められた時間に授乳室で授乳を行うスタイル。ママたちがずらっと並んで座り、黙々と授乳する…という光景は、新鮮であり、シュールでもあり…(笑)

また、オムツ替えコーナーが授乳室にしかなく、入院中はママと助産師さんしかオムツ替えができないシステムでした。
というのも、私が今回出産した産院では、新生児を守るために、面会は基本的にガラス越しだったんです。入院中は、パパでも赤ちゃんに直接触れることはできませんでした。

一方、ドイツの産院には「オムツ交換部屋」があり、いつ行っても新米パパたちが奮闘している光景が当たり前。我が夫も、真っ黒な胎便を拭くのに苦戦していたものです。
しかし、今回は退院までにオムツ交換をする機会はナシ。その結果、今回は退院後も「オムツ替え=ママの仕事」みたいな空気ができてしまったのがちょっと残念です(笑)。


つらつらと書いてみましたが、まとめると、やはり「日本の産院は素晴らしい!」
やや主語が大きすぎるかもしれませんが(笑)、これに尽きます!
ご飯は美味しく、部屋も快適で、助産師さんも看護師さんも優しい。産後の疲れた体が癒されるような入院生活でした。
金額はちょっと高かった(ドイツはほぼ全額保険適用なので余計にそう感じます)…けれど、それも納得。

日本で出産を控えているママさん。「出産」という大仕事のあとは、素晴らしい入院生活が待っているはずです!楽しみにしていてくださいね!(もちろん感じ方には個人差はありますよ~!笑)