こすず

「ADHDのやんちゃな長男(6歳)に、わがまま絶頂期の次男(4歳)、早くもきかん坊な三男(2歳)とそんな3兄弟を敵対視するパピヨン(♀)とともに、楽しくも壮絶な育児に奮闘中。神様、私に自由な時間をくださーい!」

2020.08.18

5年間で3回の帝王切開!私の出産エピソード③~帝王切開を選んだ理由と産院探し~

Diary

こんにちは^^
「ママは一人しかいないの!!!」が最近の口癖になっているこすずです^^

さて、前回は帝王切開エピソード~産前・出産~で、妊娠後期と入院に至るまでをちょこっとお伝えしましたが、今回は帝王切開の手術について、記憶を辿ってみたいと思います^^

5年間で3回の帝王切開!私の出産エピソード①~産前編~
5年間で3回の帝王切開!私の出産エピソード②~産前&出産編~

順番が前後してしまいますが、最初に、なぜ普通分娩ではなく帝王切開だったのか、その経緯についてお話しますね^^

●なぜ帝王切開?
実は私、結婚が決まった頃に、子宮筋腫が見つかりました。
大きさは3センチほどで小さかったものの、場所が妊娠に影響のある子宮の中だったため、入籍前に子宮筋腫摘出手術をしました。
この時に子宮を削ったので、出産は「子宮破裂を避けるために帝王切開」と、このとき既に医師から言われていました。

以前も書いた通り、親族の帝王切開率が高かったため、帝王切開への抵抗は当初なかったのですが、そんな私でも、お腹が大きくなるにつれて「普通分娩で産んでみたい」と思ったことが一度だけありました。

というのも、私の子宮筋腫摘出手術は、お腹に小さな穴を開けてそこから内視鏡を通し、筋腫を削り取るという方法でした。その際に少し子宮壁を削っただけと聞いていたので、「子宮破裂のリスクは少ないんじゃないの?普通分娩にトライしちゃダメなの?」って思ったのです。

病院の先生に相談したり、ネットで調べたりもしましたが、何を見ても「子宮に手術歴がある人=(子宮破裂を避けるために)帝王切開」という内容ばかりで。でも、なかなか納得できずにいたんです。
ちなみに、VBAC(帝王切開経験者が、次の妊娠時に普通分娩で産むこと)を行っている病院もありますが、私の選んだ病院を含め、行っている病院は少ないようです。

そんな私でしたが、医療の仕事に携わっている友人に相談したときに、「日本の医療は、たとえ0.00・・・・%でも命の危険があることは避けるんだよ」と言われ、初めて納得したというか、諦めがついたのを覚えています。

●1人目の産院選びのポイント
そんなこんなで、結局3度の帝王切開を経験することになる私。
1度目は5年前の長男出産の時でしたが、その際の病院選びのポイントは、「帝王切開の年間実績が上位」ということでした。
歴史があり、助産師の数が多く、海外からの妊産婦も多い病院。
分娩や帝王切開の技術もおそらく高いのではないか、と判断しました。

一方、帝王切開は夫の立ち合いができないこと、そして、病院にNICUがなかったことは気がかりでした。

●帝王切開あるある!?
手術の内容については3度目が1番記憶に新しいので、詳細は後述しますが、1度目の帝王切開の時はとにかく不安で、赤ちゃんに会う楽しみよりも怖さの方が勝っていたのを覚えています(涙)。

だから、手術室では執刀医や麻酔科医とか、色んな担当の人がいたけれど、私にとって最も大きな存在だったのは、ただひたすら私の手を両手で握ってくれた助手の人!!!この人の手にアザができなかったか心配になるくらい、私は手術中に物凄い力でず~っと握りしめていましたよ~。
帝王切開経験者の方にはわかると思うのですが、この「ママの手を握る」というだけの役割(担当)を作った人はほんとにすごい!
この安心感たるや。ママの気持ちをよくわかっている!

長男を出産したこちらの病院で感動したのがこれくらいで、その他の記憶はというと…照明に自分が映っていたこと(泣)
ドラマで観たことのあるような、丸い大きな照明が天井にあって、ミラーみたいにピカピカで、見上げると見えてしまったんですよ、開腹中の自分の身体が!もはや、ホラーでした!!

そしてもう一つ鮮明な記憶が、麻酔の副作用がひどかったこと。
副作用だと思うのですが、術後の全身の痒みが半端ない!!
一晩中掻きむしってしまい、顔が血だらけで誰にも会えなかったほどでした…。

それから、帝王切開する場合は、前日の晩から手術日当日まで絶食。産後、腸が動くまでの数日間は重湯(おもゆ)みたいな流動食だけなんです。だから、普通食が食べられる日が物凄~く待ち遠しいのですが、1度目の病院は、そもそもの普通食がとっても質素で(笑)毎回がっかりしていました。そして、量が全然足りな~い(泣)

もちろん栄養バランスは考えられているとは思うのですが、10日程の入院生活中、前半はまともな食事が食べられないから、後半はもはや食事だけが楽しみみたいになっているのに、「え!?これだけ!?」ってテンションがガタ落ちしたことを覚えています。ただでさえ、授乳でエネルギー吸い取られていくのに~(泣)


こうして、「術後の酷い痒み」&「食事が質素で常に空腹」という記憶がどうしても消えず、次男と三男は別の産院で出産したこすずでした…^^
(次回に続く→)