2021.02.19

心の準備も忘れずに! 保育園準備スケジュール ToDoリスト

Column

保育園入園が決まり、ほっとしたのも束の間、今度は入園準備が始まります。基本的な保育園グッズを用意するほかに、手作りが必要なものがある場合も。また、同時に職場復帰をするママにとっては、入園までに生活をどう整えておくかということも気になるところです。
そこで、先輩ママ5人に、保育園準備のスケジュールやグッズについてお聞きしました。

保育園グッズ、何が必要?

まずは、用意すべき保育園グッズを先輩ママたちのお話をもとにリストアップ!
ただし、保育園によって用意するものは異なるので、詳しくは入園説明会などで配布されたリストをチェックしましょう。

〈保育園グッズリスト〉 ※0・1歳児クラスに入園する場合を想定
□ 紙おむつ
□ おしり拭き
□ 汚れ物を入れるビニール袋(園によっては、スーパーのレジ袋のように持ち手のついたものを推奨する場合も)
□ 着替え(上下ともに最低2セットは園に常備する必要がある場合も)
□ ゴム付き帽子
□ お食事エプロン最低2枚以上
□ 食事の際の口拭きタオル
□ 上靴・上靴袋
□ 敷ふとんカバー(手作りが必要な場合も)
□ 掛ふとんカバー(手作りが必要な場合も)
□ 昼寝用のバスタオル2枚
□ 昼寝用のバスタオルやシーツを入れる大きめのバッグ
□ 雨の日グッズ(レインコートなど)
□ 通園バッグ(0・1歳児の場合は、ショルダータイプのいわゆる通園バッグではなく、手提げバッグの場合が多い)
□ ループ付きタオル(0歳児クラスは必要がない場合が多い)

いつまでに用意すべき?

先輩ママがスケジュールを伝授!

多くの場合、新年度がスタートする4月1日が入園式。そこから1〜2週間の慣らし保育を経て、終日保育に切り替わる方がほとんどでしょう。
最初の頃は昼寝をせずに午前中のうちに帰宅する場合が多いのですが、やはり3月中にはすべての保育園グッズを用意しておきたいもの。先輩ママたちはどのようなスケジュールで準備したのでしょうか。

〈理想の保育園準備スケジュール〉
2月中旬〜
 敷布団や掛け布団カバーなど、手作りグッズの制作をスタートする
2月下旬〜
 保育園グッズの購入をスタートする
 名前シールなど、名前付けグッズの用意
 夫との役割分担や、サポート体制について検討する
 病児保育の登録方法の確認
〜3月中旬まで
 予防接種・健診を済ませておく
 通園ルートや通園手段を確認しておく
 すべての持ち物に記名する 
〜3月下旬まで
 保育園のタイムスケジュールに合わせて生活してみる
 家族で過ごす時間を大切にする

手作りは2月上旬からスタート
「最初に着手したいのが、やはり手作りグッズの制作。私は手芸が苦手なので、手作りの必要があった敷布団と掛け布団カバー、それらを入れる大きめの手提げ袋を夫の祖母にお願いして作ってもらいました。
高齢の祖母に無理のないよう、内定の電話をいただいてすぐに依頼して心の準備をしてもらい、入園説明会でサイズがわかったら取り掛かってもらいました。制作時間はたっぷり設け、無理のないスケジュールで作ってもらえました」
(T.Mさん/4歳と6歳と10歳の男の子のママ)

記名は3月中旬までに終わらせよう!
「下着のシャツや靴下、紙おむつや汚れ物を入れるビニール袋にいたるまで、すべての持ち物に記名が必要。“これに書き忘れていた!”というのが必ず出てくるので、早めに取り組みましょう。
ペンで書くもの、名前シールを貼るものなど、グッズに合わせて記名方法を変えるのがポイント。特に衣類や靴は、サイズアウトしたらネットオークションで売ることを考えて、名前シールでの記名がおすすめ!」
(Y.Tさん/5歳の男の子のママ)

グッズ以外の準備も入念に!
「保育園準備というと、グッズの準備だけだと思う方もいるかもしれませんが、これから始まる新しい生活の準備でもあります。
たとえば子どもの急な発熱に備えて病児保育に登録しておく、夫との分担について話し合っておく、自分たち以外のサポート体制について話し合ったり、実際にお願いしたりしておくなど、さまざまな準備が必要です。なるべく2月下旬くらいから、保育園生活をシミュレーションしつつ、ひとつひとつ計画していくといいと思います」
(H.Mさん/4歳の男の子と6歳の女の子のママ)

保育園準備、これをしておいてよかった!

続いて、先輩ママたちがやっておいてよかった保育園準備について聞きました。

保育園のタイムスケジュールに合わせて生活してみた
「職業柄、復帰後すぐにフルタイム勤務だったので、やりくりできるか心配でした。そこで3月中旬の1週間、起床時間、出発時間、お迎えの時間など、すべて復帰後の時間通りの想定で生活してみることに。その中で、これだと朝が慌ただしくなるから30分起床を早める、お迎えの準備の後に夕食を準備するのは大変だから週末につくり置きをしておくなど、生活を整えることができました」
(K.Kさん/4歳の女の子のママ)

雨の日に登園してみた
「わが家から保育園までは徒歩15分。自転車での登園を想定していましたが、雨の日はどうしよう…!? ということになり、まずはシミュレーションしてみることに。
ベビーカーにレインカバーをかけ、私は傘をさして徒歩で向かったところ、25分くらいかかってしまいました。ここにシーツなど大物の荷物があったら大変! ということで、雨の日は車で行くことに。保育園近くのコインパーキングをいくつか探しておいたので、実際に登園してからも、雨の日に慌てずにすみました」
(C.Yさん/2歳の男の子のママ)

夫と役割分担について話し合った
「月・水・金の送りは夫が担当し、その間に私は朝食の片付けと夕食の準備を軽くしてから出勤するなど、入園前に一週間のルーティンを決めておきました。おかげで入園後も自分たちのペースでやっていけました。何より、夫と話し合うという習慣ができあがったことがよかったです。パートナーシップも強固になったと思っています。
また、金曜日は晩酌しながら一週間を振り返り、土日の予定や新しい一週間の予定を立てるのが楽しみのひとつになっています」
(H.Mさん/4歳の男の子と6歳の女の子のママ)

入園前に家族の時間をたっぷり過ごした
「もう育休が明けると思うと、1日たっぷり子どもと向き合う時間が過ごせるのは土日だけ。そこで、3月に思いきって3泊4日、夫は有休を取って家族で沖縄を旅行しました。家族の時間を過ごせたうえに、私自身も英気を養うことができて、復帰後は前向きに仕事に臨めました。
今は自由に好きなところへ旅行することもままならない日々が続いていますが、郊外の公園にピクニックに行くなど、少し日常から離れて、今だけの時間を味わっていただきたいです」
(Y.Tさん/5歳の男の子のママ)

同じ園に通う先輩ママにリサーチ
「たまたま同じ園の上のクラスにお子さんを預けている知人がいたので、園生活の流れを聞きました。土曜日にシーツ掛けの時間があることや、行事は意外と平日が多いことなど、先に知っておきたい情報をゲットできてよかったです」
(T.Mさん/4歳と6歳と10歳の男の子のママ)



春から始まる新生活は、お子さんにとってもママやパパにとってもドキドキがいっぱい。1日も早く慣れるためにも、計画的に事前準備をすることが大切です。先輩ママたちのアドバイスや体験談を参考に、ご家族にとってベストな方法・スケジュールを確立して、心にゆとりを持ちながら保育園生活がスタートできますように!