かわいいから子どもがすすんで使ってくれる! 子どもの暑さ対…
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お口が達者な2歳の息子と、時々夫と、気ままにのんびり過ごしています。時短勤務しながら、両親や姉、友人にも助けてもらい、みんなでわいわい子育て中。
こんにちは。ごまたろうです。
つわりもなく、ホルモンバランスに狂わされることもなく一見穏やかな妊娠期間でしたが、そんな私が最も苦しめられたのが「体重管理」です。
妊娠中の体重管理は妊婦を悩ます問題の一つですが、私が近さと価格だけで決めた家から徒歩5分の産院の院長は、それはそれはもう体重管理にはとーっても厳しい方でした。
そんなことはつゆも知らない私、1か月に3kg増量した際の検診で、院長にこっぴどく怒られました。怒るというより、もはや罵倒。
あまりの言われようのショックに泣きながら家に帰ったのが妊娠4か月のときです。
怒られたくない一心で、そこからの生活はまさにアスリート。
食べるものや時間帯、順番を気にするのは大前提。大好きだったパンやうどんを我慢し、日々の食事は、具だくさんの汁物か、鶏むね肉とゆで卵、アボカドでボリュームを出したサラダ、オートミールやおからパウダーでつくった雑炊やマフィンでした。たまにご褒美として食べるファストフードは、目を血走らせながら食べていました。
当時新型コロナウイルスで初めての緊急事態宣言が出された頃で、会社側の配慮により私は自宅待機となっていましたが、それもまた運動不足による体重増加を助長するわけです。毎日のお散歩を心がけていましたが、検診数日前になると緊張で殺気立つ私は、少しでも体重を調整しようと1日中永遠に歩き続けていました。おかげさまで近所の道は隅から隅までマスターし、人懐っこい
野良猫たちの溜まり場も見つけました。
しかし、あれやこれやと頑張っても太るのが妊婦の性。
毎検診怒られ続け、怒られ慣れた私はとうとう怒られても傷つかない強いメンタルを手に入れつつありました。厳しく言われて「ハイッ!」とひたすら威勢よく答えることに対して、かつてバリバリの体育会系だった過去を彷彿とさせるようで一周回ってなんだか楽しくなってきた妊娠8か月頃、まさかの切迫流産に。
結局、37週に入るまで自宅安静を余儀なくされました。
安静中は体重管理にストレスを感じすぎて「メンタルにもお腹の子にも悪影響だ!」「口コミに散々なこと書いてやる!」とよく泣いて怒っていました。誰とも会えないし話せない、行きたいところにも行けない、なのに食べたいものすら食べられないこの時期が一番辛かったような気がします。小腹が空いたら汁物や低脂質高たんぱくのおやつでお腹を満たすことを意識し、なんとか自宅安静期間を乗り越えました。
安静解除後は臨月ということもあり、リミッターの外れた私は毎日セルフフードファイター状態でしたが、出産が近付くにつれて院長も優しくなっていくという不思議な現象が起きていたため、何とかクリア。
結局のところ、何kg太ったのかというと、妊娠前+9kgです。
産院からは+10kgまでOKと言われていたので結果許容範囲内でした。
体重管理については様々な考え方があるようで、過度に太りすぎなければ指導は特にない場合もよく聞きます。今回私はたまたま厳しい先生に当たってしまったのですが、産院を選ぶときは立地や価格、設備等に合わせて、先生との相性やリアルな口コミ等もしっかり加味した上で検討することをオススメします。
そんな辛かった妊娠生活でしたが、息子が生まれた今、こんなに可愛い子がお腹の中にいたのかと思うと幸せな気持ちになると同時に、ネガティブな気持ちに飲み込まれすぎず、もっともっと一心同体の時間を噛みしめればよかったなあと少し後悔しています。