アンリまと

夫、6歳の息子、4歳・2歳の娘たちと暮らす、渋谷に住む30代ママ。メガバンク→経済メディア→フリーの文筆家。たまに翻訳も。癒やしと家事育児が楽になるツールやサービスを全力で探し続ける日々。趣味はサウナ。

2023.07.22

母子分離の練習?!夏休みは小1長男が一人で実家へ

Diary

母子分離の練習?!子ども一人で実家へ行く夏休み

この夏こそは、と思っていることがある。長男一人で実家に預けることだ。

長男はもう小学一年生になるのだが、母子分離がそれほどうまく進んでいないと感じている。それに対し、四歳の長女と二歳の次女は、ママがいなくてもあっけらかんとしている。むしろ彼女たちは、口うるさいママがいなくて喜んでいるふしもあるくらいだ(笑)。

習い事のときも、私が少しでもトイレに立とうものなら「この世の終わり」と思うくらいの声で、泣きわめきながら追いかけてくる長男。しかも、もう大きいので、赤ちゃんのようなかわいらしい泣き声ではない(苦笑)。「母子分離が進まないのは、愛情不足が関係している」といった、根拠のない、不安を掻き立てるような言葉につい目が行ってしまう。その真偽はさておき、過去に戻ってやり直すことはできないのだから、前を向くしかない。

話がそれてしまった。保育園に通っていた昨年までは、7月も8月も通園していたが、小学生になると長い夏休みがやってくる。長男はその間、9時から17時まで学童に行くことに対して、大いに難色を示している。(あくまで長男の場合だ。学童が楽しい子もいるだろう)。

しかし、「私が二ヶ月間仕事を休むから、一緒に過ごそう」なんてわけにもいかない。仮に仕事がなかったとしても、それはそれで大変だ。テレビや動画サイト、ゲーム漬けになった挙句、私が雷を落としてしまうかもしれないということが想像でき、不安になる。誰だって子どもに怒鳴りたくはないのだ。

そこで、私の実家で過ごしてもらうという作戦を思いついた。母子分離のいい練習にもなりそうだ。丁寧に事情を説明すると、長男は快諾してくれた。もしかしたら、「一日中学童に行くよりも、優しいおばあちゃんのところに行った方がゲームできるかもな」という考えが彼の頭をよぎったのかもしれない。理由はどこにあれ、「うんいいよ。おばあちゃんちへ行く」と言ってくれた。胸をなでおろした直後、「でもゲームは持ってくからね」という言葉が続いた。長いプレイ時間にならないといいが。

こうして、夏休みは娘たちとのんびり過ごせることになった。それはそれで楽しみだ。今まで長男の習い事や用事に付き合わせてばかりだった下の二人。彼女たちの希望を叶えてあげられるいい機会かもしれない。しかし正直なところ、娘たちを夫に預けて、一人で旅行にでも行って、自分の好きなことを、時間を気にせずやってみたいな、という思いがチラッとよぎったりもする。

とにもかくにも、この夏長男は、私と離れて私の実家で過ごすことになった。「毎日テレビ電話しようね」と長男から言われているので、果たして思いっきり休めるかどうかは分からないが、長男にとっても私にとっても実り多い夏休みになるといいな、と思っている。




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