mayu

好きな言葉は「いただきます」、嫌いな言葉は「ごちそうさま」という食いしん坊3人(小1、年少、1歳)を育てる母。発酵食品が大好きで “ゆる無添加生活” を送っています。

2023.07.23

1歳の息子が肺炎で入院!~母として、看護師として伝えたいこと~

Diary


こんにちは。発酵大好き3児の母mayuです。

暑くなってきましたが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?

夏風邪の代表格であるヘルパンギーナやRSウイルス感染症が流行っていますね。
我が家の3番目の息子も夏風邪をこじらせて肺炎となり、約2週間入院していました。

私の周りでも、同じ様に肺炎で入院となったお子さんがいました。
「もっと早く気づいてあげたら、こんなにひどくならなかったのではないか」と、そのお母さんは落ち込んでいるようでした。

肺炎は、一般的な風邪の症状と重なる部分もあり判断が難しいところですが、きちんと特徴を捉え、早期発見してあげられたらいいですよね。

そこで、看護師として、そして実際に我が子が入院となった母として、少しでもみなさんの参考になるよう、その時の状況について少し詳しく話したいと思います。

初めての入院
現在1歳8ヶ月なる息子ですが、肺炎による入院は2回目でした。

1回目は約1年前の夏。
その時はRSウイルス感染症から肺炎になり、5日間入院しました。

RSウイルスは呼吸器系の感染症を引き起こすウイルスで、早産の赤ちゃんが感染すると重症化するリスクがあるといわれています。

息子は35週の早産だったので、RSウイルス感染症の予防注射薬であるシナジスを定期接種していましたが、それでも感染してしまいました。

その時の経過は、次のとおりです。

⚫️発熱初日
元気もあり授乳もしっかりできていたので、解熱剤を使用し、少し様子をみることに。

⚫️発熱2日目
咳がひどく、夕方頃から呼吸も苦しそうになってきたため、時間外救急の総合窓口に受診希望の連絡を入れる。
すると、すぐに救急車を呼び近くの病院にいくよう指示を受けたため、夜中に救急車で病院へ。
病院での診察の結果、RSウイルス感染症と診断される。
酸素飽和度*に問題がなかったため、解熱剤のみ処方され帰宅。
*空気中からどのくらい酸素を身体の中に取り込めているかをみる数値

⚫️発熱3日目
咳が止まらず、お昼寝はもちろん、夜もあまり眠れない状況。ぐったりして元気なし。

⚫️発熱4日目
様子は変わらず。「何かおかしい……」と違和感が拭えず、近くの病院を受診。
酸素飽和度が低かったため、すぐに大学病院を受診するように指示を受ける。

急いで大学病院へ向い、レントゲン撮影をすると肺が真っ白!
肺炎の診断を受け、酸素と抗生剤投与のために緊急入院となる。

幸い、酸素投与は1日で終了、呼吸も安定したため、発熱から5日目で退院。

2回目の入院(今回)

⚫️発熱初日(昼頃)
仕事中、保育園から39度の熱があると連絡あり。
元気あり、水分もしっかり摂れていたので、解熱剤を与えて様子をみることに。

⚫️発熱2日目
39度台の発熱が続く。
努力呼吸*がみられたので、時間外救急の総合窓口に受診希望の連絡を入れる。
*息をする時に肩があがったり下がったりして大きく呼吸する状態

22時頃、医師の診察の結果、酸素飽和度と呼吸音は問題なしとのこと。
解熱剤を処方され、様子をみるよう指示される。

⚫️発熱3日目
熱が下がっても努力呼吸が続く。「いつもの発熱とはなにか違う」と違和感を覚え、近くの病院を受診。

酸素飽和度が低かったため、すぐに大学病院を受診するように指示を受ける。
大学病院でレントゲンをとると、やはり肺が真っ白……。
新型コロナウイルスやRSウイルス、インフルエンザウイルス等、様々な検査をするが陰性。

原因は特定できないが、酸素と抗生剤投与のため入院が必要との説明を受ける。

しかし、病院のベッドに空きがなく、別の病院へ移動することに。
酸素投与が必要な状態のため、救急車にて別の大学病院に移動し、入院。

以上のような経緯で入院しました。
今回は、入院できるまで時間がかかり、処置や検査による負担も大きかったと思います。

その間、息子の状態はどんどん悪化し、入院するときに医師から「もしかしたら挿管(口に管をいれて人工呼吸器で呼吸をサポートする)するかもしれない」と説明をされました。

私は看護師なので、状況を頭では理解しています。
でも、心は追いつかず、不安に押し潰されそうでした。

幸いにも、適切な治療のお陰で入院後は状態が悪化することはありませんでしたが、なかなか良くならず入院が長引いたため、約2週間後に退院となりました。

2回の入院を経験し、私が思うことは2つです。

・違和感を大切にする!
いつもこどもをみている親だからこそ気づく、「いつもと何か違う」という感覚。
その直感を大切にしたいです。(それで何もなければ、「よかった」と思えば良いのですから!)

・こどもの状態は急に変わりやすい
うちのこどももそうでしたが、こどもは予備力が少ないため、短時間のうちに容体が大きく変化し、状況がみるみる悪化していくことがあります。「もっと早く対応していれば……」と後悔しないように留意したいです。

そして、今回の入院で改めて感じたことは、「家族みんなが健康でいられることのありがたさ」。

今回のことで、病院受診や転院など夏休み休暇をたくさん使ってしまったため、今年の夏は旅行などに行けないかもしれません。
それでも、家族みんなが元気でいてくれるだけで良しとしたいと思います!
当たり前だと思っていた日々の幸せを大切に、この夏を過ごしたいと思っているところです。




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