2025.10.24 NEW

ママの初めての“ナイトアウト” 座談会レポート【後編】

● 子育て

子育て中のママにとって、“ナイトアウト”はちょっぴり特別な響きがあるもの。まだ小さな子どもがいると、夜に外出するハードルは高くなりがちです。今回は、渋谷エリアを中心に約260名のママたちが活動するコミュニティ「NPO法人tannely(タネリー)」が実施した、「初めてのナイトアウト」に関する座談会の様子をお届けします。登場するのは、実際に“初ナイトアウト”を経験した3人のママたち。子どもを誰に預けたの? どんな時間を過ごしたの? その後の気持ちは?
リアルな体験談とともに、ママの“心の健康”のためにもナイトアウトの大切さを感じさせてくれるお話がたくさん詰まっています。

前編はこちら>>

登場人物

chiroさん

10歳男児、8歳男児、6歳男児のママ

春よこいさん

4歳男児のママ

チーズおかきさん

3年生女児、5歳男児のママ

■ナイトアウトの強い味方「有償サービス」(chiroさん)

司会: chiroさんは有償のベビーシッターサービスを実際に利用されたとのことですが、どうでしたか?

chiroさん: シッターさんはプロなので、育児についてはもはや私よりも経験豊富といいますか(笑)、すごく安心感がありましたね。預けている間も、預かり中の子どもの状況を報告してくれるので、安心してお任せできました。身内に預けると、良くも悪くも子どもの扱いが過剰に丁寧になってしまったり、その逆になったりということがあると思うんです。そうすると、子どもに対しても預けた身内にも、なんとなく罪悪感を抱いてしまうんですよね。一方で、プロに預けると、私はそういった心配がなくなるので、その価値は大きいと思っています。安くはないけれど、「安心を買う」と思って活用していますよ

司会: 今もシッターサービスは活用されていますか?

chiroさん: はい。ただ、最初は夫の会社の福利厚生制度を利用したのですが、調べてみると、住んでいる地域の公的サービスにも、有償で一時的に子どもを預かってもらえる制度を見つけたんです。なので、最近はそちらを利用することが多いですね。お値段が少し安い代わりに、預かってもらう場所まで送迎をすることにはなるのですが、それでもすごくおすすめなので、ママ友にも紹介しています。

春よこいさん渋谷区にもベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)がありますよね。どの地域にもそういった制度はあるのかも。確かに、身内に気を使いながらお願いするよりも、有償サービスであれば割り切ってお願いできそうですね。

チーズおかきさん:私も、地域の民間の一時預かりサービスに、利用登録だけはしています。実際利用したことはまだないんですが、やはり登録しておくと安心ですよね。理由を問わず、前日の申請でも間に合うようなものもありますし、近所や地域の家庭支援サービスについて把握しておきたいですね!

※公共の家庭支援事業は、地域によって利用条件が異なります。(価格、利用時間、年齢、給食の有無、預かる理由など)。お住まいの地域の家庭支援事業をご確認ください。

■ 番外編!?ナイトアウト翌日に感じる、体力の衰え(chiroさん、春よこいさん、チーズおかきさん)

司会: 皆さん、初めてのナイトアウトのあと、どんな気持ちになりましたか?

春よこいさん: すごく楽しかったんですけど、やはり夜に出かけちゃうと、いつもの寝る 時間よりちょっと遅くなりますよね。そうすると、翌朝起きるのが正直きつくて(笑)朝 からエナジードリンク飲まないと気合いが入らなくて。

chiroさん: わかります!!楽しくてつい、昔の感覚で遅くまで張り切っちゃうんですよね。久々にナイトアウトすると、自分の年齢を痛感させられる・・・。

チーズおかきさん: 次の日を棒に振る覚悟ですよね(笑)。お酒を飲んでも、「まさかこんなに少ない量で!?」というアルコール量で二日酔いになったりしませんか?

chiroさん年齢とともに体質も変わりますよね。私も昔はお酒が好きで、ちょっと飲みすぎちゃっても市販の二日酔い用ドリンクみたいなもので何とかなったのが、今は2杯ぐらい飲むと気持ち悪くなってしまうことも。

春よこいさん: わかります。お酒を楽しもうと張り切って計画立てて外出したのに、気持ち悪くなってしまうと、何のために外出したんだか・・・ってなりますよね。

chiroさん: そうなんですよ。そういえば、子どもが以前、病院から処方された漢方薬のことを調べていたら、効能のところに「二日酔い」って書いてあって。気になったので、ドラッグストアで大人用のものを購入して、お酒を飲む前に試しに飲んでみているんですけど、ちょっと気持ち悪くなりにくくなった気がしています(笑)。

春よこいさん、チーズおかきさん: (爆笑)

チーズおかきさんナイトアウトを楽しむための必須アイテムですね!

■ 今後やってみたいナイトアウト

司会: 今後、トライしてみたいナイトアウトはありますか?

chiroさん:ナイトアウトというか、夜までかかるお出かけになるのですが、ママ友と「ディズニーランド行きたいね!」って話しています。夫に子どもを預けて、大人だけで。ママ友とは話が尽きないので、並ぶ時間も苦ではなさそうだし、むしろ「ああもう乗る順番が来ちゃった」っていうぐらいに楽しめそう。実際なかなか難しいけれど、いつかできたらいいなと思っています。

春よこいさん: テーマパーク、いいですよね。久しぶりに大人が楽しめる絶叫系の乗り物にも乗りたいです!あとは、夜の街をただ歩いて、青春時代や社会人になりたてのころの、あの空気を懐かしみたいなとも思いますね。六本木とか、東京タワーが見えるあたりとか。夜景に癒されたり、ホテル最上階のおしゃれなジャズが流れるバーに行ったり・・・。

チーズおかきさん: いいですね!非日常的な空間で過ごすと、思いっきりリフレッシュできそうですよね!私は、ナイトアウトというか、ナイトアウトを越えて、友人と海外旅行したいねとも話しています。韓国とか。

春よこいさん: たしかに、韓国なら一泊か、弾丸旅行なら日帰りでもいけますよね。ちょっと体力が心配ですけど(笑)

chiroさんナイトアウトには、結局体力が必須ですね

最後に

ナイトアウトは、ママの“心の元気”を守る選択肢
育児は24時間365日続く仕事。だからこそ、夜のほんの数時間でも「自分の時間」を持つことは、決して“わがまま”ではなく、自分自身の心を守るために必要な選択肢です。
今回の座談会では、民間サービスや身近な人の助けを借りながら、ママたちが「一歩を踏み出した」リアルな体験が語られました。それぞれの形のナイトアウトが、どれも等しく大切で、意味のあるものであることが伝わってきました。 ママの元気は家族の幸せ。ナイトアウトでリフレッシュして、明日の活力にしてみてはいかがでしょうか?

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