シチ

小学4年生と3歳の6歳差男児ママです。クリエイティブ全開の繊細な9歳と、弁の立つ3歳とドタバタ暮らしております。

2022.04.07

働くママと”卒対”part.2

Diary

こんにちは、シチです。前回のブログで「卒対」の仕事がどんなに大変かという、ほぼ愚痴を書いてしまいました。それを読んで「絶対やりたくない!」と思ってしまった方もいるかもしれません。
今回は反対に、卒対を経験してみて得たもの、よかったことをお伝えしたいと思います。

卒対のメリット
その①わが子の園での姿が見られる!
通常は保護者が参加できない行事でも、撮影のために堂々と園の中に入っていけるのが卒対委員。おかげで家庭では見ることのできないわが子やお友達の普段の様子をたくさん見てあげることができました。家とは違う姿に思わぬ発見も。

その②人とのつながりが強くなる
園や保護者と密にやり取りをしなくてはならない卒対委員。一年の任期の中で、園長先生や担任の先生、学年の全保護者とのコミュニケーションが増え、絆が深まりました。卒園式では寂しくて私が泣いたほど…。仕出しやお花を発注する近所の商店街のお店の方とも顔見知りになって、より地域愛も深まりました。

その③卒対委員は尊敬の対象?
誰しも、誰かがやってくれないかなと思っている卒対委員。引き受けてくれた保護者にはみんな感謝の気持ちが止まらないみたいで、顔を合わせれば敬意を表され、労われました。正直、悪い気はしなかったです。
そして、ママが一生懸命仕事する姿を見た子供たちも、「うちのママは卒対!」という意識が少なからずあったようです。息子も、撮影に行ったときは助手のようにはりきって手伝ってくれたりしていました。

その④出来上がったものがずっと残る
やっぱりこれが一番です。卒園アルバムや先生への手作り記念品など、形に残る思い出の品を作れるというのはとても貴重な経験です。連日集まって作った寄せ書きアルバムを受け取った先生が、涙を流して喜んでくれたり。引っ越して遠くに行ってしまった子が後から送ったアルバムを夢中で見てくれていたこと。子供たちが大きくなってもずっと残る、思い出作りに携われたことは嬉しいです。

卒対業務の中で気づいたこと
「保護者はみんな平等」
委員長になった当初、私は仕事と同じようにサクサク進めていこうと思い、それぞれに担当を割り振ってあとは各自に動いてもらおうと思いました。ところが責任を取りたくないのかなんなのか、「全部みんなで決めよう」という流れに…。結局何をするにもみんなで相談して決めなくてはいけなくて時間がかかって仕方ありませんでした。そこで気づいたのは、仕事と違って保護者同士はいつも対等でなくてはいけないということ。上から下へ指示を出す形は合わないんだなと思いました。
メンバーはワーママ2人、専業主婦3人、育休中1名(私)と、うまい具合に分かれてはいたのですが、みんなで集まることや手作りにこだわるママと、とにかく経費をかけてでも効率的に済ませたいママとの価値観の違いを調整するのにもっとも苦労しました。
ワーママは書類を作ったり、業者とやり取りするのはお手の物。主婦のママは、節約が上手だったり、手作りが得意で、子供の情報にすごく詳しかったりしました。お互いにないもの、得意なものを認め合ってもっと仲良くやれたらよかったなと思います(何が起こったのか察してください…)。小学校に行ったらきっともっといろんな家庭が混ざり合うので、いい勉強になりました。


というわけで、悪いことばかりでもない卒対のお仕事。仲のいい保護者同士でわいわいと、楽しんでできる方もたくさんいると思います。どんなに頑張ったところで報酬が得られるわけでも、仕事のように評価が上がるわけでもない、善意のみで働く卒対委員。私も一度は経験してみてよかったなと思いますが、次男の通う私立保育園はイマドキの園なので、卒対が存在しないと聞いて内心ほっとしています。長男の小学校でも、1年生からPTAに立候補して早々にお役目を果たしてしまいました。はじめてのPTA活動についてもまたの機会に書いてみたいと思います。