2023.03.10

入学式、ママと子どもの服装選び|失敗と成功のわかれ道

Column

入学シーズンを前に、入学式の服装に思いをめぐらせているママは多いのでは?
入学式は、お子さんの門出をお祝いする晴れの舞台であり、ママにとっても新たなお付き合いが始まる大切なシーンでもあります。
ところが、慣れ親しんだ園で行う卒園式と違い、小学校という不慣れな環境だからこそのお悩みや失敗談も……。
そこで、先輩ママの体験談をもとに、ママと子どもの入学式の服装選びの正解を探ります。入学式の持ち物も紹介しているので、参考にしてくださいね。

ママの入学式の服装編

まずはママのセレモニーコーデの成功談と失敗談をご紹介!
日ごとの気温差が大きい時期なので、暑い寒いに対応できる準備もあると安心です。
下のお子さんがいる方は、下の子を預けるのか否か、連れていくなら下の子の服装や 上履きなども準備しておきましょう。

● セレモニースーツ、ネット通販で購入したのが仇に……
「年度末で仕事が忙しく、セレモニースーツを買いに行く時間がなかなか取れませんでした。卒園式は黒っぽいワンピースでしのいだのですが、入学式は明るめのカラーということで、アイボリーのパンツスーツを通販で購入。当日着てみると、お尻まわりが少しキツい。でも、何とか着用しました。そして悲劇は式の最中に……。
国歌斉唱で起立するときに嫌な音が!着席してから見てみると、股下の縫い目が裂けているではありませんか。式の後、慌ててトイレに駆け込み、後ろ姿をチェックする始末。お尻の方まで破れていましたが、ジャケットで隠れて見えなかったのが幸いでした。式どころではないくらいに焦りました。試着して買わないとダメですね」
(S.Uさん/小学2年生の女の子のママ)

● 複数のママと全身丸かぶり
「地元のファッションビルで、ジャケットとワンピース、ネックレスが付いたお得なフォーマルセットを購入。程よく流行をおさえていて、おしゃれ。ルンルンで入学式に向かったところ……
入学式の看板の前で家族写真を撮っているママも同じフォーマルセットだと気づきました。
その後、体育館の前で室内履きに履き替えているママも、さらに式で斜め前に座っているママもおそろい。どのママも同じ服装の人がいることに気づいていたようで、何となくうつむき加減というか、目を合わせないようにしているのが伝わってきました。サイズが豊富な上に価格もお手頃とあって、地域の新1年生ママたちがフォーマルセットに殺到したようです(涙)」
(M.Kさん/小学2年生の女の子と小学5年生の男の子のママ)

● 同性ウケ抜群の服装で好感度◎の入学式に
「入学式が終わっても着回しが効くデザインのスーツがいいなと思い、細身のジャケットとセンタープレスのワイドパンツのセットアップを選びました。きちんとしながらもトレンド感のあるスタイルは、好感度が高かった模様。入学後すぐの保護者会で、『入学式の時からステキだなーと思っていました』『入学式で目立っていたよ』などと数人のママから声をかけてもらえました」
(R.Kさん/小学1年生のママ)

子どもの入学式の服装編

続いて、お子さんのセレモニーコーデの体験談です。慣れない服装だからこその失敗談も。

● 靴ズレでハレの日が台無しに
「娘に合皮のローファーを履かせたのですが、入学式当日に初めて履いたこともあり、学校へ行く頃には靴ズレで足の皮がむけてしまいました。あいにくバンソウコウを持っておらず、ガマンさせて入学式に参列。
無事に式が終わり、校庭や門の前で家族写真を撮ろうとしていたのですが、足が痛くて不機嫌になってしまった娘。どの写真も口をとがらせ、ムスッとしている表情に。せっかくのハレの日の写真が散々なものになってしまいました」
(M.Oさん/小学3年生の女の子のママ)

● お気に入りのワンピースではりきって参列
「スカートが禁止の保育園では、ずっとパンツスタイルだった娘。卒園式と入学式は、娘好みのワンピースを買って着せました。
内気な性格なので、入学式は少し心配していたのですが、お気に入りのワンピースを着て気持ちが前向きになったのか、式の後にクラスに集まったときも元気よく返事をしていたり、隣の子と楽しそうにおしゃべりしたりしていたので安心しました。ただでさえ緊張する入学式。気持ちを上げることは大事ですね」
(A.Kさん/小学1年生の女の子のママ)

● ブレザーを着てくれない暑がりの息子
「入学式は金ボタンのテーラードジャケットにシャツ、ネクタイ姿でカッコよくきめた息子。ところが、式が終わるなり、暑いからとジャケットを脱ぎ捨て、長袖シャツを腕まくり。写真を撮ってからにしてよ〜と言っても全然聞いてくれませんでした。式の前は写真を撮る時間がなく、式の後にゆっくり……と思っていたのが大失敗!」
(T.Mさん/6歳、小学2年生、小学6年生の男の子のママ)

入学式の持ち物編

事前に準備をしていたつもりでも、バタバタしがちな入学式の朝。痛い忘れ物や持っていてよかったものなど、さまざまなコメントが寄せられました。

● 携帯用スリッパを忘れて参列
「携帯用スリッパを忘れてしまい、夫婦そろってソックスとストッキングの足もとで参列。式のときはわからないから別にいいやと思っていましたが、集合写真撮影で舞台まで移動するときはさすがに恥ずかしかったです。子どもの上履きは忘れなくてよかった!」
(K.Kさん/3歳の女の子と小学1年生の男の子のママ)

● 水筒持参は正解だった!
「入学式が終わった後もクラスに集合して担任の先生の話を聞く時間があったり、解散後も校庭で写真を撮ったりと、結構長丁場。意外とのどが渇きます。荷物にならない程度の小さめの水筒を持っていくことをお勧めします!」
(R.Kさん/小学1年生のママ)

● 配布物を入れる手提げは布製がベスト!
「小学校からの配布物を入れる用の手提げは、絶対に布製がお勧めです。うちの学校は教科書やお道具箱なども配られて、結構な重さに。紙袋を持って行った人は帰宅途中にやぶれてしまい、大変そうでした」
(M.Kさん/小学2年生の女の子と小学5年生の男の子のママ)

◆ 入学式の持ち物リスト
入学式の持ち物は、小学校によって異なるため、ここでは基本的なものを明記します。入学説明会の資料をチェックしましょう。

<保護者>
・筆記用具
・修学通知書
・携帯用スリッパ
・靴袋
・配布物を入れる大きめの手提げ
・カメラやビデオカメラ

<子ども>
・上履き
・上履き袋
・ハンカチ
・学帽



「子どもが歩くスピードが遅くて入学式は集合時間ギリギリだった」「子どもの準備に気が取られてビデオカメラを忘れてしまい、ダッシュで取りに戻った」など、慌ただしいエピソードも多い入学式。いつも以上に時間にゆとりを持って行動することが大切です。
入学式に着ていく服や持ち物も前日のうちに準備し、気持ちよくハレの日を迎えましょう。


文/羽田朋美(Neem Tree