ノンアルコールワインとは?
その名のとおりアルコールを含まないワインのこと。でも、アルコール度が1%未満であれば「ノンアルコール」表記が可能なため、微量にアルコールが含まれている場合があります。妊娠中や授乳期、車の運転をされる方などは、商品の表示をしっかり確認しましょう。
なお法律上は20歳未満の方が飲用されても問題ありませんが、ノンアルコールワインは20歳以上を想定して造られた商品。飲用は20歳からを遵守!
ノンアルコールワインの造り方は?
大きく分けて2つの製法があります。まずは、通常通り醸造をしたのち、アルコールを取り除く「脱アルコール製法」。実際のワインから造られるため、ワインの風味や香りがしっかり感じられるものが多いです。
もう1つがアルコールを生成させない「非発酵法」。ぶどうの発酵のもととなる糖分を減らしたり、発酵を途中で止めたりすることで、最初からアルコールが発生しないように造る方法です。ぶどう果汁に近い味わいで飲みやすい仕上がりに。
ノンアルコールワインとぶどうジュースの違いって?
製造過程に発酵があるかどうかです。ノンアルコールワインはワインと同じようにぶどうの果汁を発酵させて造ります。一方ぶどうジュースは、果実から果汁を絞った飲料です。
とはいえ、ぶどうジュースのなかにもワイン用のぶどうを使用しているものや、ワイナリーが製造しているものもあり、ワインさながらの芳醇な味わいをもつものもあります。
飲まなくてもシーンが盛り上がるノンアルワイン&ジュースはコレ!
アルコール含有量0%ながら物足りなさとは一切無縁!
南仏産メルローとメルローのぶどうジュースをブレンドし、赤ワイン風に仕立てたアルコール度数0%のワインテイスト飲料。ノンアルなのに、ワインを飲んでいるような満足感も得られると人気が高い1本!
「ジュースとのブレンドと聞くと甘いのではと思われがちですが、こちらはフレッシュな酸が小気味よいドライな味わい。この本格的な香りと味わいは他ではなかなかお目にかかれませんね。スパイシーな余韻が広がるので、牛肉とキノコのパスタや、お肉のスパイス煮込みなど、しっかり料理と合わせたいときに重宝します」(倉地八重さん、以下同)
〈ピエール・シャヴァン〉ピエール・ゼロ メルロー(フランス・ラングドック=ルーション/赤/750ml)(税込)1,540円
お酒を飲んでいるような気分になれる!華やかなロゼ
1688年に司教が残したレシピを復元したノンアルスパークリング。シャンパーニュのような上品な味わいで、星付きレストランやホテルでも採用され、各国のセレブリティたちにも愛されています。
「シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエなどシャンパーニュと同品種のぶどうが使われ、華やかなミュスカとほのかなアールグレイの香りが印象的なロゼ。アルコール度数は0%でハラル認証も受けているので、宗教上の理由などでアルコールが飲めない方にもおすすめできます。上品な甘みと長い余韻が特徴的で、前菜からメインまでさまざまな料理にマッチ。スイーツにも合いますよ」
〈メゾン・オノレ・デュ・フォーブル〉1688 グラン・ロゼ(フランス・ピカルディ/泡/750ml)(税込)5,098円
ワインを超えるクオリティ!? 見た目も味もリッチなぶどうジュース
お次はジュース。フランス・リヨン郊外で果樹園を営む家に生まれ育ったアラン・ミリア氏がつくるジュースは、フランスが誇る美食のひとつとして注目を集め、フランスの5つ星ホテルのうち約半数では、〈アランミリア〉が採用されているほど。
「ぶどうの品種から選ぶことができるのが〈アランミリア〉の特徴です。赤グレープジュースはフランス産のメルロー種を使っていて、ぶどうを皮ごとかじったかのような、かすかな苦味と芳醇な味わい。酸味と甘さのバランスがよくフレッシュ感があります。
白グレープジュースは、スペインのビオぶどう生産者がつくるシャルドネ種を使用。心地よい酸味と、はちみつやカリンを思わせるアロマが魅力です。
見た目もスタイリッシュですし、パーティーに持ち寄れば一目置かれるかも」
〈アランミリア〉
左:メルロー種 赤グレープジュース(フランス・リヨン/330ml)(税込)972円
右:シャルドネ種 白グレープジュース(フランス・リヨン/330ml)(税込)972円
※〈THE WINE〉店頭にて販売しております。
*
欧米のノンアルコールブームを受けて、どんどん充実してきたノンアルコールワインとジュース。飲める人も飲めない人も、あえておいしいノンアルコールドリンクで乾杯してみては?