自然を愛するビオショコラティエ〈ジャン=ミッシェル・モルトロー〉の想いをアソートに込めて

2023.12.18

フランスのオーガニック農家をルーツとするビオショコラブランド〈ジャン=ミッシェル・モルトロー〉。今年のバレンタインコレクションの魅力について、同ブランドを展開する株式会社ORGANIC HOUSEの営業担当マネージャーでチョコレートソムリエの日比野さんにお話を伺いました。

株式会社ORGANIC HOUSE 日比野可奈さん

〈ジャン=ミッシェル・モルトロー〉はどんなブランド?

ーまずはブランドの紹介をお願いします。

日比野さん:2代続くフランスのオーガニック農家に生まれ、自然の恵みに包まれて育ったジャン=ミッシェル・モルトローによるショコラブランドです。ジャン=ミッシェルは元々はシェフで、自らオーガニックレストランを開業しましたが、そこで自家製ショコラが評判になり、その後ビオショコラの工房を設立してショコラティエに専念するようになったという面白い経歴の持ち主です。毎年異なるビオカカオの表情を“一期一会の恵み”と捉え、職人の技術でそれぞれの美味しさを表現していて、日本での展開は13年目を迎えました。

ー今年のバレンタインはどんなテーマを掲げていますか?

日比野さん:今年のテーマは「sourire(スリール)」で、フランス語で「微笑み」という意味です。会って話せる日常がようやく戻ってきた中で、ショコラを通じてたくさんの「sourire」が生まれることを願ってこのテーマを掲げました。また、カカオを育てる人、ショコラを作る人、そしてショコラを味わう人を笑顔の輪で繋ぎたいというのがジャン=ミッシェル自身の夢でもあるので、その想いもテーマに込められています。

素材の「マリアージュ」を楽しむバレンタインコレクション

ーでは今年のバレンタインコレクションの紹介をお願いします!

日比野さん:こちらの「マリアージュ・デ・クル」です!

マリアージュ・デ・クルと日比野さん

日比野さん:「マリアージュ」は直訳すると「結婚」。2つの素材が出会ったときに美しい調和をもたらすという意味を込めた、カカオとフィリングのマリアージュをお楽しみいただくアソートです。

マリアージュ・デ・クル

ー中身のショコラの特徴も教えてください。

日比野さん:カカオには品種や産地によって多様な個性があります。このアソートではドミニカ共和国、ペルー、タンザニアという3ヵ国のカカオを使用し、それぞれが持つ酸味や苦みなどの個性を引き出しながら、ガナッシュ、キャラメル、プラリネをベースとしたフィリングとのマリアージュを追求しました。

ー特におすすめの粒はありますか?

日比野さん:まず一番はブランド設立当初からある、ペルー産カカオを使って塩の花のアクセントを効かせた「ガナッシュ フルール・ド・セル」ですね。お客様人気No.1は、ドミニカ共和国産カカオを使ってピスタチオと合わせた「プラリネ ピスタチオ・ミルク」。あとは、タンザニア産カカオを使った塩キャラメル味の「キャラメル フルール・ド・セル」。この3つはブランドを代表するフレーバーです。

マリアージュ・デ・クル
左から「ガナッシュ フルール・ド・セル」「プラリネ ピスタチオ・ミルク」「キャラメル フルール・ド・セル」。

日比野さん:バレンタインらしい華やかさをプラスするために、ローズ風味のハート型ホワイトショコラ「ローズ クール・ブラン」を中央に。その他も定番人気の粒ばかりなので、このアソートを食べれば〈ジャン=ミッシェル・モルトロー〉のショコラの魅力を余すことなく堪能できると思います。

マリアージュ・デ・クル

ーおすすめの食べ方などはありますか?

日比野さん:ぜひ半分にカットしてから食べていただきたいです!カカオの個性を愉しめるように周りを覆うカバーショコラが厚いので、まずはカットしてその断面と香りを楽しんでください。口に入れると初めにカバーショコラのカカオの味が来て、続いてフィリングの味が表れ、最後にその2つがマリアージュする瞬間が訪れます。その味わいの変化もじっくり楽しんでいただきたいですね。コーヒーや紅茶はもちろんですが、お酒とも相性抜群です。甘口の赤ワインとか、コニャックとか。私が好きだというのもありますが(笑)、ブランドとしてもおすすめしています。

パッケージにも表れるショコラティエの自然への想い

ーパッケージにも何かこだわりがあるのでしょうか。

日比野さん:パッケージのテーマは自然を愛するジャン=ミッシェルの想いを表した「森羅万象」です。このシリーズは中身の個数違いで4種類あり、こちらのオレンジのBOXが「大地」、ピンク(4個入)が「太陽」、緑(6個入)が「森」、水色(12個入)が「海と空」と、パッケージカラーでそれらを表しています。素材にはプラスチックを一切使わず、FSC認証紙を中心とした環境対応紙を使用しているのもこのブランドらしさですね。

ー蓋の裏にショコラの説明が記載されているんですね。

日比野さん:はい、それも隠れたポイントで。以前は説明用の紙を箱の中に入れていましたが、個数の多いアソートだと「これはどれ?」と探すのが大変だったり。でもこれなら一目瞭然です。あとはシンプルに紙の使用量を減らしたいという、ジャン=ミッシェルの環境に対する想いを形にしました。

マリアージュ・デ・クル

ーなるほど。では最後にお客様にメッセージをお願いします!

日比野さん:今年のテーマにもつながりますが、〈ジャン=ミッシェル・モルトロー〉のショコラがお客様の笑顔を作るきっかけになれたらいいなと思います。そしてそこに“幸せの循環”みたいなものが生まれたらとてもうれしいです!

〈ジャン=ミッシェル・モルトロー〉マリアージュ・デ・クル 3,294円(税込)

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