サカイ優佳子の食育のヒント
割り干し大根のさっぱりゆず大根
割り干し大根を作って見ませんか?
冬になると大根が美味しくなりますね。
いろいろな料理に活用できる大根ではありますが、少人数のお宅では使いきれずに困ることもあるかもしれません。
そんな時は、ぜひ大根を干して使い切っていただきたいと思います。
食品ロス削減になり、環境にも家計にも優しい!
切り干し大根はどこのスーパーでも手に入るので、せっかくなら、割り干し大根や花切り大根に挑戦してみてはどうでしょうか?
家で乾物を作るというとハードルが高いと思う人もいるかもしれませんが、意外に簡単。空気が乾いて晴天が多い太平洋側はもちろん、雪国でもストーブの前なら野菜を乾燥させるのにはいい条件です。
花切り大根は、大根を輪切りにして、重ならないように干せばよし。割り干し大根は、縦に長く1cm幅程度に切ったあと、切れ目を入れていきます。ハンガーなどに吊るして干せばOK。私は横浜に住んでいるのですが、冬の晴天だと3日ほどもすれば乾いてしまいます。
今回は割り干し大根の簡単お漬物をご紹介しますね。割り干し大根は市販品もありますが、自作すれば経済的だし、愛着も湧きます。自家製割り干し大根で作って見ていただけたら嬉しいな!
#219 割り干し大根のさっぱりゆず大根 材料
- 割り干し大根 20g
- 水 50ml
- ゆずの絞り汁 40ml
- ゆずの皮のみじん切り 小さじ1
- 切り昆布 1g
- 鷹の爪 1本
- 砂糖 大さじ1.5
- 塩 小さじ1/2
作り方
- 割り干し大根は、ハサミで3~4cm長さに切り、かぶるくらいの水に浸けて30~45分ほど柔らかくなるまで戻す。
- 1の水気を絞り、他の材料と和える。
教えてくれた人
サカイ 優佳子 サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事 外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
https://yukakosakai.com/