ブレッド＆バターの名前と同じパンとバターのような香ばしい芳香

ワインの名前は「ブレッド＆バター シャルドネ」。シャルドネの葡萄を使った白ワインで、白くシンプルなラベルにブレッド＆バターという文字が整然と記されています。ブレッド＆バターがワイン名ですが、ワインの名前に”パンとバター”と名づけるのはとてもユニークですね。白ワインは、レモン、グレープフルーツ、白い花、ハーヴ、洋梨、白桃などの香りがするものが多い中、このワインは実際にパンとバターのような香ばしい香りが顕著に感じられています。

ふたつの畑の葡萄をブレンドし深みと濃潤さを生む アメリカ大統領のランチミーティングに採用

このワインは名前と同じブレッド＆バターワイナリーで造られています。このワイナリーは2013年創立のまだ新しいワイナリーですが、注目度は高く、すでに2015年のアメリカ大統領主催のランチミーティングで提供された実力あるワイナリーです。

カルフォルニアのソノマ・カウンティとモントレー・カウンティに自社畑を所有。各地で獲れた葡萄をブレンドすることで複雑性に富むワインを生産しています。創立当初はまだ無名のワイナリーでしたが、大統領や大使館主催の晩餐会などにも提供され、その質の高さが世界中で知れるワインとなりました。

パンの香りは樽熟成由来　バターの香りは発酵由来の香り

さて最初に、このワインには名前のとおり、パンとバターの香りがするとお伝えしましたがそれはなぜなのでしょうか。このワインは新樽のフレンチオークとアメリカンオークの2種類の樽を贅沢に使って熟成しています。その樽熟成由来の香りが、香ばしいパンのような香りになるからです。またバターの風味はマロラクティック発酵という醸造の過程で生まれる風味。パンとバターの香りが相まって芳醇なスタイルのワインとなっています。

料理もバターソテーやクリームリゾットにピッタリ

そのため合わせるお料理も一工夫すると、一層このワインを楽しめます。たとえば、カルパッチョなどの生の魚介類よりも、バターで香ばしくソテーした魚料理の方がよく合います。またベーコンなどの燻製を使ったお料理にもよく合いますね。さらにホワイトソースや生クリームを使ったパスタ、カルボナーラ、クラムチャエダー、チキンのクリーム煮、またキノコやポテトを使ったホワイトグラタンなどとも好相性。ふっくらと丸みを帯びた芳醇な味わいで、秋の到来を感じさせるワインです。

渋谷 東急フードショーのおすすめ

ブレッド＆バター シャルドネ カルフォルニア 2022
(750ml) 3,850円
生産地：アメリカ・カルフォルニア
葡萄品種：シャルドネ100%
タイプ：白・辛口・リッチで芳醇

アメリカンオークと新樽のフレンチオークにて4～8カ月熟成しているため、焼きたてのパンやバターのような芳香が特徴です。バニラビーンズ、アーモンド、などの豊かな趣もあり、口に含むとトロピカルな果実の風味にバターやトースティな味わいが加わり、舌の中で溶けていくようです。柔らかなミネラル感と酸味が全体を覆いつくし味わいを引き締めています。

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