見習い酒バイヤーかなこのゆるっとお酒ブログ
東急百貨店限定オリジナルクラフトビール造り~醸造編~
お酒勉強中のアシスタントバイヤーがお届けする【ゆるっとお酒ブログ】。
今回はShibuya SAKE Scrambleでお披露目する
東急百貨店限定クラフトビール造り第2弾 醸造編をお届けします!
2025.09.09
前回オリジナルビール造りの顔合わせと
味わい決めの様子をお届けしましたが、
ついに醸造が始まり、麦芽投入に立ち会わせていただきました。
ビールの醸造を行っていただくのは「江戸東京醸造所」
住吉駅から10分ほど歩いたところにあるとても小さな醸造所です。
ここは元々古民家だったところを醸造所にしている関係で
容量75リットル(高さ130㎝ほど)のタンクで仕込みをしています。
タンクは全部で4つ。
今回はその一つをオリジナルビール用にしていただきます!
タンク自体が小さいので、普通だと工程ごとにタンクを替えながら行う作業を
タンクごと煮沸したり、冷却したりできるそう。
今回使用する麦芽は16㎏。
お湯に麦芽を投入して混ぜていきます。
この麦芽を混ぜる工程が最も重要で、
味やアルコール度数がここで決まっていきます。
お湯の温度が違うと出来上がったビールの味わいが変わり、1度下がるとキレが増します。
どのようなビールを仕上げたいかでこの工程の温度調整をしているそうです。
混ぜすぎてしまうとポリフェノールが出てきて苦味が強くなるので、
1時間ほど混ぜたら20分から30分静かに様子を見ていきます。
ここでできたものが一番麦汁になります。
今回は特別に
出来上がったばかりの一番麦汁を飲ませていただきました!
ビールとは違ってホップが入っていないので、
べっこうのような甘さと香ばしさが広がります。
最後に今回投入する酒粕を見せていただきました!
酒粕をお酒にするのは難しく、
多くのクラフトビールが出てきている今でも
酒粕を使っているものって実は少ないんです。
酒粕の味わいをしっかりビールに反映できるように
蒸して濾して溶かして最後にまた濾す、という
手間をかけて準備していただきました。
今回は水に代わりに酒粕を入れるという工程を挟んで
造っていただきます。
実際に醸造に立ち会って益々完成が楽しみになりました!
Shibuya SAKE Scrambleでのお披露目まであと1ヶ月程となりました。
好評により枚数が少なくなってきています。
お早めにお買い求めください★
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
教えてくれた人

かなこ 和洋酒全般を担当するアシスタントバイヤーです。担当歴2年目。普段飲むのはビールとレモンサワーです!