旅行が好き!食べるのが好き! 世界各地を子連れで訪れ学んだ家庭料理をベースに生まれたレシピや、食品ロス削減、冷蔵不要で省エネ、防災食にもなるDRYなFOOD「乾物」を使ったレシピなどを紹介します。
柿と生ハムのバジル風味サラダ
生家には、大きな柿の木が2本と小さいのが1本ありました。もう家も庭も人の手に渡って、家は壊され、木も切られてしまいましたが。美味しいと評判の立派な大きな柿で、季節になるとご近所中に配りまくっていたのを覚えています。そして毎日のように食後に柿が食卓に並んだものでした。
そんな家に育ったことで、10年ほど前までは買ってでも食べたいと思ったことは一度もなかったんです。一生分食べてしまったから、と思っていました。
ある年、たくさん柿をいただいて、そのまま食べるだけではどうにも食べきれないので、いろいろな料理にアレンジしてみることになりました。干して柿チップスにしたり、豚肉で巻いてソテーしたりしても、とっても美味しいのですが、とにかく簡単にできて美味しい柿と生ハムのサラダをご紹介します。
生ハムメロンが美味しいのだからと作ってみたのが、生ハムと柿のサラダ。私はむしろメロンより柿の方が生ハムとの相性が良いのでは?と感じています。
柿の原産地は東アジア。日本、韓国、中国に在来品種があるそうです。生ハムメロンは西洋(イタリア、スペイン、フランスなど)で一般的な組み合わせです。彼らの手元に柿があったら、もしかしたらメロンではなくて柿を使ったかもしれませんよね?
今まで知っている調理法や調味法はそのままに、食材を別のものに変えてみるだけで、思わず美味しい料理ができてしまうことも!これもそんなうちの一つです。
スパークリングや白ワインにも合いますよ~。ぜひ、お試しくださいね。
#251 柿と生ハムのバジル風味サラダ
材料
柿 1個
生ハム 40g程度
A{オリーブオイル 大さじ2、ホワイトバルサミコ酢 小さじ2、塩・胡椒 各少々}
バジルの葉 4~5枚
作り方
1. 柿と生ハムは、食べやすい大きさに切る。
2. Aをよく混ぜて、1を和える。
3. バジルの葉を刻んで2と合わせ、器にもる。
※ホワイトバルサミコがなければ他のお酢でも。生ハムの塩気を見て塩の量は調節してください。
教えてくれた人
サカイ 優佳子 サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事 外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
https://yukakosakai.com/