2023.02.03

保育園の入園準備ポイントまとめ|必要なものは?復職への備えは?

Column

もう少しで春の入園シーズン到来。保育園入園を控えて、一体何が必要なの? いつまでに用意すればいいの?とお悩みのママ・パパもいらっしゃるでしょう。保育園生活に必要なものは盛りだくさん。
また、育休明けから復職するママにとっても、困ったときのために子どものあずけ先を確保しておくと安心です。ここでは用意すべき保育園グッズから復職への備えまでをまとめました。先輩ママの体験談もご参考にしてくださいね。

保育園グッズ、何が必要?

用意すべき保育園グッズを先輩ママたちのお話をもとにリストアップ!ただし、保育園によって用意するものは異なるので、詳しくは入園説明会などで配布されたリストをチェックしましょう。
保育園グッズリスト ※0・1歳児クラスに入園する場合を想定
  • □ 紙おむつ
  • □ おしり拭き
  • □ 汚れ物を入れるビニール袋(園によっては、スーパーのレジ袋のように持ち手のついたものを推奨する場合も)
  • □ 着替え(上下ともに最低2セットは園に常備する必要がある場合も)
  • □ ゴム付き帽子
  • □ お食事エプロン最低2枚以上
  • □ 食事の際の口拭きタオル
  • □ 上靴・上靴袋
  • □ 敷ふとんカバー(手作りが必要な場合も)
  • □ 掛ふとんカバー(手作りが必要な場合も)
  • □ 昼寝用のバスタオル2枚
  • □ 昼寝用のバスタオルやシーツを入れる大きめのバッグ
  • □ 雨の日グッズ(レインコートなど)
  • □ 通園バッグ(0・1歳児の場合は、ショルダータイプのいわゆる通園バッグではなく、手提げバッグの場合が多い)
  • □ ループ付きタオル(0歳児クラスは必要がない場合が多い)

保育園グッズ、いつまでに用意すべき?

3月中にはすべての保育園グッズを用意しておきたいもの。先輩ママがスケジュールを伝授!

理想の保育園準備スケジュール
2月中旬〜
 敷布団や掛け布団カバーなど、手作りグッズの制作をスタートする

2月下旬〜
 保育園グッズの購入をスタートする
 名前シールなど、名前付けグッズの用意
 夫との役割分担や、サポート体制について検討する
 病児保育の登録方法の確認

〜3月中旬まで
 予防接種・健診を済ませておく
 通園ルートや通園手段を確認しておく
 すべての持ち物に記名する

〜3月下旬まで
 保育園のタイムスケジュールに合わせて生活してみる
 家族で過ごす時間を大切にする

保育園用の洋服、どんなのがいい?

先輩ワーママの体験談をもとに、保育園の服選びのポイントをチェック。
“動きやすさ”“着脱のしやすさ”“安全性”3拍子そろった服装がマスト
ロンパースはNGで、泣く泣く買い替え
0歳児クラスでの入園だったので、保育園用にロンパースを買い揃えました。ところが入園してすぐに先生から「上下別の服にしてほしい」とのお話が。ボタンがたくさんついているのでオムツ替えがしにくいからだそう。もっと早く言ってくれー!と思いました。当時70サイズだったのですが、上下別のセパレート服は種類も少なく、探すのに苦労しました。友だちの園はロンパースOKだったそうで、園によっても違うようです。0歳児クラスから入る場合は、入園前に聞いておくことをおすすめします。(T.Mさん/5歳と小1と小5の男の子のママ)

念願のスパンコール付きTシャツを手に入れたけれど……
手でこすると絵柄が変わるスパンコール付きTシャツ。3年ほど前に保育園で大流行しました。着ている子がいれば、その子の周りに人だかりができ、一躍人気者に。息子にねだられ、ロボットが銀色から青に変わるロンTを購入しました。ところがその直後、職員室で「スパンコールが取れたら危ないのでは?」という話になり、念願のスパンコール付きTシャツを一度も園に着ていけなかった息子。結構ガッカリしていて、ちょっとかわいそうでした。(R.Iさん/小2と小5の男の子のママ)
意外と知らない、保育園服の常識
一年を通して一番使えるのは、ロンT
冬もトレーナーよりロンT。子どもは暑がりなうえに、室内は暖かいからです。さすがに真冬は寒いだろうと裏起毛のトレーナーを買って着せたところ、「この服暑くてイヤだ!」と言って、その後一度も着てくれませんでした。(T.Oさん/3歳と5歳の男の子のママ)

おさがりやフリマアプリで売ることを考えておく
持ち物にはすべて記名することが絶対条件の保育園服。おさがりやフリマアプリで売ることを考えている人は、マステに油性マジックで記名し、品質表示に貼る方法がおすすめ。洗濯でもはがれません。(C.Eさん/1歳の女の子と5歳の男の子のママ)

子どものあずけ先を確保しておこう

保育園から「熱がある」と電話がかかってきて、早めのお迎えをお願いされるというのは、“復帰ママあるある”。お子さんのためにも、会社で保育園からの電話にビクビクしないためにも、あずけ先を確保しておきましょう。
あずけ先1:病児保育
0歳〜1歳の赤ちゃんは病気続きで、パパとママが交代で休みを取っていても、有給休暇や看護休暇はあっという間になくなってしまいます。そこで、多くの共働き家庭がお子さんの体調不良のときに利用しているのが「病児保育」です。
「病児保育」とは、保育園に通うお子さんが病気になったとき、仕事が休めない親に代わって子どもをあずかり、保育所や医療機関等に付設された専用スペースにおいて保育士、看護師、医師などの専門家によって保育および看護ケアを行う保育サービスです。
施設型の病児保育には、1.保育所型 2.医療機関併設型 3.単独型 があり、東京都には180の病児・病後児保育施設 があります(2023年2月3日現在)。

病児保育は経験豊富な保育士や看護師・医師がそばで見てくれるという安心感があります。一方で、定員が少なく、感染症流行のシーズンになるとなかなか予約が取れないという問題もありますが、保育園入園前までに地域の病児保育を調べ、できれば複数の施設に登録しておきましょう(役所の保育課への事前の登録手続きが必要な自治体もあるので、ご注意ください)。
あずけ先2:ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)
ファミリー・サポート・センター事業(以下、ファミサポ)は、行政が行う子育て支援の取り組みで、地域において子育てのサポートを受けたい人と援助協力が可能な人が会員となり、支え合う活動のこと。事前登録が必要です。お住まいの区市町村によって利用可能なサービスが異なりますので、詳細は区市町村へお問い合わせください。

ファミサポでお願いできる主な援助内容は、以下の通りです。
● 保育施設・学校・学童保育・習い事への送迎、その前後の子どものあずかり
● 保育施設や学校の時間外の保育
● 保護者のリフレッシュや社会参加、冠婚葬祭などの際のあずかり
● 保護者や家族のケガや病気時のあずかり
● 病児や病後児のあずかり(一部地域のみ)




春から始まる新生活は、お子さんにとってもママやパパにとってもドキドキがいっぱい。入園後にわが子が気持ちよく過ごせるように、またママ・パパも安心して仕事ができるように、心にゆとりを持ちながら計画的に事前準備をすすめましょう。